目次
案内人の紹介
えめ
らる
えめと沖縄旅行。
「ブルーシールアイス」がお気に入り。
「ブルーシールアイス」がお気に入り。
うか
上品なお姉さん。
その正体は、ウカノミタマ。
いな
陽気なお姉さん。
その正体は、お稲荷さん。
村人
しっかり者の村人さん。
名前は、スクナ。
村人
どこか抜けてる村人さん。
名前は、スサノ。
市原稲荷神社の紹介
市原稲荷神社とは
今回は、愛知県刈谷市の市原稲荷神社に参拝します。
えめ
お稲荷さんだな。
村人
狐さんだな。
村人
古くから多くの人々から信仰されてきた市原稲荷神社。
らる
そんな市原さんには、一つの伝説があるんやよ。
いな
昔々。
海の中からご神体が、ぷかりと浮かんで。
磯に流されきたそうな。
それを見つけた白狐さん。
御神体をくわえて、陸に上がります。
おわっ こりゃ大変だ。
村人
お祀りするだ!
村人
ということで、村人のみなさん。
「お茶屋」と呼ばれる地に、お社を建てて。
稲荷大明神様、この村を守ってくだせぇ。
村人
村人
大切にお祀りしたのだとか。
653年、亀狭山に新しく社殿が建てられます。
えめ
お茶屋のお社は、新しい社殿へ移されたようです。
らる
ちなみに亀狭山は、今の亀城公園。
うか
市原稲荷神社から歩いて5分くらいの所にあるでな。
いな
それから時は流れて。
うか
1533年、水野忠政が亀狭山に刈谷城を築城。
えめ
社は現在地に移されました。
らる
ちなみに、水野忠政は1493年生まれの戦国大名よ。
うか
徳川家康の生母、於大の方のお父さんやでー。
いな
市原稲荷神社地図
さて、せっかく作られたお社ですが。
えめ
1560年に焼き払われてしまいました。
らる
えっ なしてだ?
村人
村人
桶狭間の戦いに敗れた今川方の武将がな。
いな
怒りに任せて社殿を焼き払ったのよ。
うか
しかし、1562年に社殿は再建されます。
えめ
よかっただ。
村人
村人
代々の刈谷藩主さん方、神社に社領などを寄付してな。
いな
大切にお祀りしたそうよ。
うか
1872年(明治5年)には郷社の社格に定められます。
えめ
郷社とは、県や市から奉幣を受ける神社です。
らる
ほうへい?
村人
村人
奉幣とは、神様へお供え物をささげること。
うか
県や市から、お供え物が送られたんやな。
いな
2003年には氏子さんたちの協力で、社殿や社務所が新しくなりました。
えめ
そんな歴史のある市原稲荷神社に。
らる
さっそく参拝だべ。
村人
村人
市原稲荷神社参拝
鳥居をくぐりましょう
この鳥居は、明神鳥居やよ。
いな
みょうじんとりい?
村人
そうやで。
いな
もう一つ代表的な鳥居に神明鳥居があるわ。
うか
鳥居は、大きく
・神明鳥居と
・明神鳥居
に分けられます。
らる
神明鳥居は直線的でシンプルな作り。
うか
明神鳥居は、反りがあって、柱は少し傾いとるな。
いな
鳥居は他にも色んな種類があります。
えめ
3つの鳥居が並んだ三ツ鳥居。
らる
本体の柱に小さい柱がくっついた両部鳥居。
うか
まだまだ、たくさんの鳥居があるでな。
いな
参拝するとき、どんな鳥居があるか気にかけてみてね。
うか
そうすれば、参拝の楽しみが増えるだな。
村人
だな。
村人
ってことで、さっそく鳥居をくぐるべか。
村人
くぐる時には一礼するだよ。
村人
は?
村人
おめえ、もう忘れただか。
村人
鳥居から内側は、神様の領域。
えめ
だから、くぐる前に一礼します。
らる
おっと、そうだったべ。
村人
忘れっぽいやつだな。
村人
おーい、お前たち。
お稲荷さん
ん?
村人
村人
初めての参拝だな?
お稲荷さん
おお、狐さんだべ。
村人
お稲荷さんだべ。
村人
おう、稲荷だ。
お稲荷さん
お前達、初めての参拝だな?
お稲荷さん
そうだよ。
村人
おら達、市原稲荷神社に初めて参拝するだ。
村人
なら、参道を歩きながら自己紹介してけ。
お稲荷さん
自己紹介?
村人
名前、言うだか?
村人
そうだ。
お稲荷さん
おらは、スクナ。
村人
おらは、スサノだ。
村人
どこに住んでいるのだ?
お稲荷さん
半田市に住んでるだよ。
村人
おらは、知立市だ。
村人
もっと詳しく言ってくれると助かるな。
お稲荷さん
え、どうしてだ?
村人
村人
お前たちが、願い事をした時に。
お稲荷さん
詳しい住所を知っていれば、簡単に見つけられる。
お稲荷さん
なるほど。
村人
村人
おらは、
愛知県半田市
瑞穂町8-1-31番地
えめらるホーム302号室
に住んでるだ。
村人
おらは、
愛知県知立市
西町2-7-60番地
えめらるハイツ303号室
に住んでいるだよ。
村人
よし。
お稲荷さん
お稲荷さん
ちなみに自己紹介は、声に出さなくてもいいぞ。
お稲荷さん
え?
村人
村人
心の中で、言えばいい。
お稲荷さん
それで、ちゃーんと神様に伝わるでな。
いな
へえ。
村人
村人
もちろん、声に出してもOKよ。
うか
このように、その神社に初めて参拝するときには。
えめ
最初の鳥居をくぐったら、丁寧に自己紹介をします。
らる
住所を言うのは、初回参拝の時だけでいいでな。
いな
2回目の参拝からは、言わなくても大丈夫。
うか
お稲荷さんに一つ質問があるだよ。
村人
なんだ?
お稲荷さん
神社を参拝する時に、気をつける事ってまだあるだか?
村人
あるぞ。
お稲荷さん
女性なら、生理中の参拝は控えてほしいな。
お稲荷さん
ああ、それ聞いたことがあるべ。
村人
なしてだ?
村人
神は「血」が苦手だからだ。
お稲荷さん
もっと正確に言うと、「人間の体の内部が出ている状態」が苦手なのだ。
お稲荷さん
は?
村人
村人
例えば、大ケガをして肉が丸出しの状態とか。
お稲荷さん
肉がえぐれて骨が見えている状態とか。
お稲荷さん
それらすべてが苦手なのよ。
うか
生理を特別に嫌ってるわけじゃないってことだか?
村人
その通り。
お稲荷さん
女性を差別しているわけじゃないからな。
お稲荷さん
体の内部、奥深くにあるべきものが、表に出た状態。
えめ
神様は、それが苦手なのだそうです。
らる
じゃあ、おらが今、ケガをして血が流れていたら。
村人
ああ、参拝は遠慮してほしいな。
お稲荷さん
分かっただ。
気をつけるだよ。
村人
だども、不思議だな。
村人
なにが?
村人
なして、神様は血が苦手だべ?
村人
それはな、
ケガをしたら黄泉国がその者に寄り添うからだ。
お稲荷さん
えっ どういうことだ?
村人
人が体の内部を晒して、死ぬ可能性が出てくると。
お稲荷さん
黄泉国が、その人間に寄り添う。
お稲荷さん
神様は、この黄泉国が大変苦手で、嫌いなのだとか。
えめ
黄泉国は、わずかな切り傷でも開くそうです。
らる
小さなケガ程度なら、うすーく黄泉国が寄り添う感じだ。
お稲荷さん
しかし、亡くなる可能性が大きくなるほど濃く黄泉国が寄り添う。
お稲荷さん
大ケガになるほど、アカンということやな。
いな
生理中の女性にも、黄泉国が寄り添うのよ。
うか
神様は、その黄泉国が苦手だから参拝してほしくないだな。
村人
そうだ。
お稲荷さん
喪中の参拝もいかんぞ。
お稲荷さん
喪中って言うと。
村人
誰かが亡くなった時だな。
村人
「喪のけがれ」というものがあってな。
お稲荷さん
「喪のけがれ」は人の体の周りを覆う。
お稲荷さん
そして「喪のけがれ」の背後にはな。
お稲荷さん
黄泉国がくっついておる。
お稲荷さん
ああ、ここでも黄泉国だか。
村人
だから、参拝は控えたほうがいいだな。
村人
そうだ。
お稲荷さん
しかも喪中の黄泉国は、生理中の黄泉国よりも濃い。
お稲荷さん
神は、生理よりも喪のほうが遥かに苦手なのよ。
うか
じゃあ、その「喪のけがれ」が無くなるのはいつだべ?
村人
自分の親・配偶者・子供が亡くなったときは49日。
お稲荷さん
それ以外の親族は、33日
お稲荷さん
血のつながりがない場合は、7日やよ。
いな
血のつながりがないって言うと。
村人
例えば、友人・知人の葬式に出席したとか。
うか
仕事で、遺体に接したときやな。
いな
喪のバリアが取れたら、また参拝していいだな。
村人
いつでも歓迎だ。
お稲荷さん
お稲荷さん
喪の日数について、詳しくはこちらを。
らる
手水で手と口を清めます
手水舎です。
えめ
参拝の前に、こちらで手と口を清めてしまいましょう。
らる
兄さん方、手水の使い方はバッチリか?
いな
もちろんだ。
村人
・・・。
村人
おめえ、前に教えてもらっただよな?
村人
もう忘れただよ。
村人
それなら、また使い方を確認ね。
うか
それじゃあ、いってみよか。
いな
① まず右手で柄杓を持って、
② 手水舎から水をくみます。
らる
③ そして、その水を左手にかけて清めたら、
えめ
④ 左手に柄杓を持ちかえて、
⑤ 右手に水をかけて清めます。
らる
⑥ もう一度、右手に柄杓を持ちかえて、
⑦ 左の手のひらに水をためて、その水を口に含みます。
えめ
⑧ 口に含んだ水は
「手水舎の外側」
に静かに吐き出しましょう。
らる
そのまま「ゴックン」じゃないよ?
オオヤマツミ
⑨ それから、左手に水をかけて清めます。
えめ
⑩ 最後に柄杓を傾けて。
らる
残った水を柄杓の持ち手にかけて洗ってね。
ウケモチ
柄杓は元の場所へ。
サルタヒコ
レッツ チャレンジ。
ウカノミタマ
ウケモチ
オオヤマツミ
サクヤヒメ
どうだ、覚えただか?
村人
おう、まかせとけ。
村人
・・・。
村人
また忘れそうだか?
村人
・・・。
村人
その時は、伊勢神宮さんのサイトを参考にしてね。
うか
動画や写真があって、分かりやすいでな。
いな
参拝しましょう
それじゃあ、参拝するでー。
いな
おっしゃ。
村人
村人
おーい、お前たち。
お稲荷さん
ひとつ言い忘れておった。
お稲荷さん
なんだべ?
村人
参道の真ん中は、なるべく歩かんようにしてな。
お稲荷さん
ん? なしてだ?
村人
神様がお通りになるからだよ。
村人
これも前に教わったべ。
村人
そうだっけ?
村人
おめえ、本当に忘れっぽい奴だな。
村人
まあ、いいでねえだか。
村人
なあ、お稲荷さん。
村人
なんだ?
お稲荷さん
参道の真ん中、神様がお通りになるんだよな?
村人
そうだぞ。
お稲荷さん
そんなら、神様にご挨拶するときも真ん中は避けた方がいいべか?
村人
参拝の時だな。
お稲荷さん
その時は、真ん中に立ってもOKだ。
お稲荷さん
ちなみに、参道の真ん中は「正中」と呼ばれているわ。
うか
余裕があったら覚えておいてな。
いな
それじゃあ、お賽銭入れましょうか。
うか
よっし。
村人
ほいさっ!
村人
ちょっと、ちょっと。
兄さん。
いな
なんだべ?
村人
お賽銭、投げたらダメやん。
いな
へ?
村人
お賽銭は、神様への感謝の気持ちを表したもの。
えめ
それなりのお供えの仕方が求められます。
らる
丁寧に入れましょうね。
うか
おお・・分かっただ。
村人
次は、鈴鳴らそか。
いな
鈴は古くから神霊を招く道具として使われてきたのよ。
うか
へえ。
村人
村人
御守などにも鈴が付いています。
えめ
その鈴は、魔除けや開運のためなのだとか。
らる
お賽銭よし、鈴もよし。
村人
さっそく、拝礼するべか。
村人
・・・。
村人
拝礼のやり方、忘れただ。
村人
おめえ、覚えてるだか?
村人
もちろんだ。
村人
なら、教えてくれ。
村人
いいだよ。
村人
それじゃあ、
拝礼の手順、確認な。
いな
① まずは背筋をピンと伸ばして、
うか
② 90度に腰を折って頭を下げます。
らる
③ 背筋を伸ばしてから、
もう一度頭を下げてね。
ウケモチ
ここまでが、「2拝」だよ。
サルタヒコ
④ それから、両手を胸の高さに持ってきて、
オオヤマツミ
⑤「パン、パン」と2回打ち鳴らしてね。
(2拍手)
アマテラス
⑥ 両手を合わせたまま、いろいろお話してな。
タケミカヅチ
願掛けも、この時にね。
トヨウケヒメ
⑦ お話が終わったら、
腰を折って頭を下げます。
(1拝)
らる
以上が拝礼の手順やで。
いな
どうだ、わかっただか?
村人
バッチリだ。
村人
よし、さっそくやってみな。
村人
おっし。
村人
って、違うだよ。
村人
へ?
村人
まずは、2拝。
村人
2拝?
村人
そんな方は、伊勢神宮さんのサイトへ。
うか
あやふやなとこ、確認してな。
いな
よし、もう大丈夫だよ。
村人
それなら、やってみな。
村人
おう。
村人
まずは、2回お辞儀して。
村人
神様、こんにちは。
村人
おらはスサノ・・は、さっき言ったべか。
村人
神様、おらの願い事。
どうか、叶いますように。
村人
よし! バッチリだ。
村人
って、おいおい。
お稲荷さん
え?
村人
それじゃあ、何をお願いしているのか分からんぞ。
お稲荷さん
あれ、神様なら何でもお見通しじゃないべか?
村人
お願い事をするなら、もっと事細かく話すのが礼儀だ。
お稲荷さん
何も知らない知人に相談するように、きっちり説明しろ。
お稲荷さん
分かっただ。
村人
まったく、おめえって奴は。
村人
じゃあ、やり直し。
お稲荷さん
お稲荷さん
よし。
村人
神様、お願いごとがあるだ。
村人
何かしら。
ウカノミタマ
おら、インターネットで情報を発信しているだよ。
村人
ほう。
オオヤマツミ
面白いなって思った事、文章にして。
村人
自分でイラストなんかも書いたりしてるだよ。
村人
いいわね。
ウケモチ
だどもなぁ。
村人
どうしたの?
ウカノミタマ
おら、絵が下手くそなんだべ。
村人
あらま。
オオヤマツミ
それでな、神様。
村人
おらの絵が上達するように、力を貸してくれないだか?
村人
いいわよ。
ウケモチ
そしたら、もっと多くの人が喜ぶサイトを作れるだよ。
村人
よろしくお願いするべ。
村人
任せなさい。
ウカノミタマ
ウケモチ
オオヤマツミ
願掛けをする時には、詳しく神様にお話します。
えめ
たくさん話す、ということが大事なのだそうです。
らる
上手く喋ることができんでも大丈夫やでー。
いな
重要なのは、ポイントを言うこと。
ウカノミタマ
例えば資格試験に合格したいのなら。
ウケモチ
・資格試験
・合格
・仕事で必要
・受験料支払いが高い
などじゃな。
オオヤマツミ
ところで、姉さん。
村人
何かしら?
ウカノミタマ
さっきから神様と一緒に、おらの願掛け聞いとるども、なんでだ?
村人
あら、言ってなかったかしら。
ウカノミタマ
こちらにおわすは、市原稲荷神社の御祭神。
いな
ウカノミタマ様やでー。
いな
へぇ・・・。
村人
村人
えっ!
村人
村人
神様だったペか? 姉さん。
村人
そうよ。
ウカノミタマ
ちなみに、うちは稲荷な。
いな
お稲荷さんだっただか。
村人
驚いたか。
いな
驚いただよ。
村人
村人
オオヤマツミ様と、ウケモチ様も御祭神やでなー。
いな
よろしくな。
ウケモチ
オオヤマツミ
オオヤマツミは山の神。
えめ
ウカノミタマのお爺さんだったりします。
らる
わしの娘のカムオオイチヒメが、スサノオに嫁いでな。
オオヤマツミ
それで生まれた子が、ウカノミタマじゃよ。
オオヤマツミ
ウカノミタマは、穀物の神。
えめ
全国の稲荷神社で、祀られています。
らる
日本で一番多いと言われる稲荷神社。
えめ
その数は、約3万社。
らる
なあ、姉さん。
村人
ん?
いな
なして、こんなに多くのお稲荷さんがあるだべ?
村人
やっぱり、豊作とか商売繁盛にご利益があるからだか?
村人
それもあるけど・・・。
うか
お稲荷さんが人々にとって一番身近な神だったからよ。
うか
親しみやすかったべか。
村人
昔の人は、とても謙虚でな。
いな
伊勢神宮の神様とか、熊野の神様には恐れ多くて気軽にお願いできなかったんよ。
いな
その点、お稲荷さんは気安くお願いごとができる庶民的な神様だったの。
うか
願い事もよく叶えてくれるしな。
いな
それで、お稲荷さんを祀る人が増えていったべか。
村人
そうやよ。
いな
じゃあ、中には信仰心が厚い人もおったでねえか?
村人
もちろんよ。
うか
これは広島県の久井稲生神社の神様に聞いた話だけどな。
いな
昔きぬ、という名の若い女性がいました。
きぬさんには、可愛い赤ちゃんがいます。
しかし。
あれ?
きぬ
何を見せても目で追わない赤ちゃん。
まさか、この子・・・。
きぬ
見えてない・・?
きぬ
きぬさん、大ショック。
ど・・どうしよう。
きぬ
・・・。
きぬ
神様におすがりしよう。
きぬ
きぬさん、赤ちゃんを抱っこして。
久井のお稲荷さんに参拝します。
お稲荷様、この子の目を治してやってください。
きぬ
ふむ。
お稲荷さん
お稲荷さん
子供を思う親心に、心を打たれた神様。
ある日、きぬの夢枕に立ちました。
きぬよ。
お稲荷さん
すぴー。
きぬ
これ、きぬよ。
お稲荷さん
んあ・・・?
きぬ
わっ お稲荷様!
きぬ
お前の願い事。
お稲荷さん
その赤子の目を見えるようにしてほしい、だったな。
お稲荷さん
そうです!
きぬ
どうか、この子の目を見えるようにしてやってください。
きぬ
そのような大きな願掛けは、それなりの行為を示す必要がある。
お稲荷さん
100日続けて神社に通いなさい。
お稲荷さん
わかりました。
きぬ
目を覚ましたきぬさん。
神様が助けてくださる!
きぬ
涙を流して大喜び。
片道4時間の道を、毎日通い続けました。
赤ちゃんを背負って。
ああ、今日は雨ね。
きぬ
雨の日も。
ひゃー、今日は冷えるぅ。
きぬ
寒い日も、休むことなく通い続けます。
そして、100日目。
自分の気持として、あと7日通います。
きぬ
・・・。
お稲荷さん
お稲荷さん
なんと、きぬさん。
そんなことを申し出ました。
素晴らしい、親心よ。
お稲荷さん
お稲荷さん
きぬさん。
107日間、通いとおします。
そして。
この子の目、見えてる!
きぬ
見事、赤ちゃんの目は治ったのだとか。
良かっただな、きぬさん。
村人
すごいだな、きぬさん。
村人
そうやろ。
いな
なあ、姉さん。
村人
なんや?
いな
100日間通わせたのは、信仰心を試すためだっただか?
村人
そうじゃないでー。
いな
見えない目を見えるようにする。
うか
そんな大きな願い事は、それなりの行為が必要なのよ。
うか
へぇ。
村人
村人
ちなみに、この100日間も通い続ける信仰心な。
いな
神様への大きな贈り物となるのよ。
うか
神様への贈り物?
村人
村人
その信仰心はな、神様のパワーとなるんよ。
いな
そうなんだか。
村人
村人
兄さん方が、どうしても叶えてほしいことがあったらな。
いな
100日間、家から神社に通うといいわ。
うか
心から信じて通えば、その願い事。
いな
きっと叶えてもらえるわよ。
うか
ウケモチは、食物の神様。
えめ
日本書紀の一書に、ちょこっと登場します。
らる
あるふみ?
村人
一書とは異伝のことよ。
うか
本文とは別に、こんな話もありますよ、って感じやな。
いな
その一書によるとウケモチ。
えめ
なんとツクヨミに斬り殺されてしまいます。
らる
えっ。
村人
なして斬り殺されるだ?
村人
ホント、なんでだろ。
ウケモチ
まあ、それは・・あれやな。
いな
その話を見たほうが早いかもね。
うか
そうじゃな。
オオヤマツミ
高天原にて。
葦原中国に、ウケモチという神がいるそうだ。
アマテラス
ウケモチ?
ツクヨミ
そう、ウケモチ。
アマテラス
ウケモチさんって、どんな神様なの?
ツクヨミ
わからん。
アマテラス
あら。
ツクヨミ
そこでだツクヨミ。
ちょこっと様子を見に行ってくれないか。
アマテラス
お安い御用さ。
ツクヨミ
ツクヨミ、ウケモチのもとへ。
ようこそ、ツクヨミ様。
ウケモチ
ウケモチ、ツクヨミを迎えておもてなし。
しばらくお待ち下さいね。
ウケモチ
爽やかな笑顔でそう言うと。
意識を集中。
むん・・・。
ウケモチ
お?
ツクヨミ
むむむぅ・・・。
ウケモチ
いったい何を・・・。
ツクヨミ
ふぅぅぅ・・・。
ウケモチ
・・・。
ツクヨミ
よし!
ウケモチ
くるんと首を回して、陸を向くと
ウケモチ
!
ツクヨミ
口から、ご飯がキラキラと。
もういっちょ!
ウケモチ
くるんと首を回して、海を向くと。
ウケモチ
!!
ツクヨミ
口から、お魚さんがキラキラと。
さらに、さらに!
ウケモチ
くるんと首を回して、山を向くと
ウケモチ
!!!
ツクヨミ
口から、山の獣がキラキラと。
ウケモチ
キラキラと・・・。
・・・。
ツクヨミ
それらを机に積み上げたウケモチ。
どうぞ。
ウケモチ
とても、いい笑顔。
こんな感じで心を込めて、おもてなししたのに。
ウケモチ
おもてなし・・だか。
村人
村人
なぜかツクヨミ様、猛烈に怒り出してしまったのよね。
ウケモチ
・・・。
ツクヨミ
?
ウケモチ
・・・。
ツクヨミ
あれ?
ウケモチ
・・・。
ツクヨミ
ツクヨミ様?
ウケモチ
口から出したものを・・・。
ツクヨミ
?
ウケモチ
口から出したものを食わせるだとぉ〜!!
ツクヨミ
ひゃっ。
ウケモチ
うが〜!!
ツクヨミ
きゃー。
ウケモチ
錯乱したツクヨミ。
えめ
剣でウケモチを斬り殺してしまいました。
らる
ホント、わけわかんないわ。
ウケモチ
・・・。
村人
村人
・・・。
うか
いな
オオヤマツミ
さて、ツクヨミに斬り殺されたウケモチでしたが。
えめ
その体からは、いろんなものが誕生しました。
らる
まさかツクヨミが、あのようなことをするとは・・・。
アマテラス
ウケモチ・・・。
アマテラス
ひょっとしたら、まだ息があるかも。
アマテラス
ということで。
ちょっと様子、見てきて。
アマテラス
は。
クマヒト
アマノクマヒトを向かわせます。
しかし、残念なことに。
・・・。
ウケモチ
ウケモチ。
やっぱり、亡くなっておりました。
かわいそうに・・・。
クマヒト
それはそれとして。
これは・・・。
クマヒト
ウケモチの頭に牛と馬が誕生しております。
額からは、粟。
眉からは、繭。
目から、稗。
お腹には、稲が生えています。
下半身には、麦と大豆と小豆。
ほう・・・。
クマヒト
とりあえず全部持って帰るか。
クマヒト
そうすることにしました。
さて、アマテラス。
クマヒトの持ち帰った品々を見て大喜び。
地上に住む人間たちの食べ物になるな。
アマテラス
粟、稗、麦、大豆、小豆は畑へ。
稲は、水田に植えて。
畑を管理する長を決めておこうか。
アマテラス
それがいいでしょう。
クマヒト
村長さんを任命して。
田んぼに植えた稲、秋になって大豊作。
繭からは糸をゲットです。
こうして養蚕の道が開かれたとか。
まあ、あれやな。
いな
ウケモチは、こう・・普通にもてなせば。
うか
きっと、喜ばれるぞ。
オオヤマツミ
普通って?
ウケモチ
古事記では、似たような展開がスサノオとオオゲツヒメとの間で起こります。
えめ
そのお話はこちらを。
らる
摂社も参拝です
こちらは、山神社。
えめ
御祭神は、オオヤマツミとコノハナサクヤヒメです。
らる
いらっしゃい。
オオヤマツミ
サクヤヒメ
あれ、山の神様。
村人
ここも担当してるだか。
村人
そうじゃぞ。
オオヤマツミ
サクヤヒメは、オオヤマツミの娘さん。
えめ
よろしくね。
サクヤヒメ
お姉さんにイワナガヒメがいます。
らる
2人とも、天孫ニニギに嫁いだんやで。
いな
天孫ニニギ?
村人
アマテラス様のお孫さんよ。
うか
けど、イワナガヒメだけ送り返されたんやよな。
いな
なしてだ?
村人
姉さんの容姿が気に入らなかったのよ。
サクヤヒメ
君は帰っていいよ。
ニニギ
えっ。
イワナガヒメ
サクヤヒメは、天孫の繁栄のため。
オオヤマツミ
イワナガヒメは、天孫の長寿のためだったのじゃがな。
オオヤマツミ
アヤツ、イワナガヒメだけ送り返しおった。
オオヤマツミ
それで、天皇の子孫は短命になってしまったんやと。
いな
似たような話は、世界各地にあるようです。
えめ
話の中にバナナが出てくるので、バナナ型神話と呼ばれているのだとか。
らる
バナナ型神話?
村人
村人
バナナ型神話とは、死や短命にまつわる起源神話。
うか
人が短命になった理由を語る話やよ。
いな
どんな話だべ?
村人
インドネシアのスラウェシ島には、こんな神話があるわよ。
サクヤヒメ
昔々。
人々は天からの贈り物で暮らしていました。
今日も縄で結んで、ほいせっせ。
創造神
神様、ありがとー。
村人
村人
いつも、助かるな。
村人
ホントだな。
村人
では、さっそく。
村人
いただきますだな。
村人
リンゴ、うめー。
村人
村人
ある日のこと。
今日も縄で結んで、よいさっさ。
創造神
あれ、今日は石が降りてきたぞ。
村人
石は食べられないよ。
村人
神様、食べられるもの降ろしてくれー。
村人
村人
あれ、石はいらないの?
創造神
石は、不老不死のためだったんだけどな。
創造神
ということで、天の神様。
それじゃあ、代わりにバナナ下ろすね。
創造神
お、バナナだ。
村人
村人
人間たち、大喜び。
美味しくバナナを頂いていると。
おーい。
創造神
おお、神様だ。
村人
村人
お前達。 石は選ばず、バナナを選んだよね。
創造神
とても、美味かった。
村人
村人
ってことで、お前達の命。
バナナのようになるから。
創造神
は?
村人
村人
バナナの木に実がなると、バナナの木は枯れるね。
創造神
枯れるな。
村人
村人
同じ様に、お前達に子供ができると。
創造神
できると?
村人
村人
黄泉国にウェルカムだよ。 お前達。
創造神
えっ!
村人
村人
石を選んでいれば、不老不死だったのになぁ。
創造神
石を選ばなかったから、短命になっただな。
村人
イワナガヒメの話と似ているだよ。
村人
人が短命になった理由を語る話は、他にもあります。
えめ
興味のある方はこちらを。
らる
さて、ニニギに嫁いだサクヤヒメ。
えめ
ある日、お腹に赤ちゃんがいることに気づきます。
らる
ニニギに伝えなきゃ。
サクヤヒメ
ワクワクしながらニニギのもとへ。
ねえ、ニニギ。
サクヤヒメ
なんだい? サクヤ。
ニニギ
私、赤ちゃんができたみたいなの。
サクヤヒメ
・・・。
ニニギ
・・・。
サクヤヒメ
ねえ、サクヤ。
ニニギ
ん?
サクヤヒメ
それって、本当に俺の子?
ニニギ
え・・・?
サクヤヒメ
国津神の子供じゃないの?
ニニギ
はぁ?
サクヤヒメ
ニニギのトンデモ発言に。
うか
サクヤヒメ、激おこやよ。
いな
ねえ、ニニギ。
サクヤヒメ
な、なに?
ニニギ
お腹の子が国津神の子なら、無事に生まれてこないわ。
サクヤヒメ
でもね。
サクヤヒメ
この子は、あなたの子よ。
サクヤヒメ
だから、何があっても無事に生まれてくるわ!
サクヤヒメ
で、戸のない産屋) を用意してな。
いな
産屋の中に入ると戸口を土で塗り固めたのよね。
うか
なして、土で塗り固めるだ?
村人
ニニギの疑いを打ち砕くためよ。
サクヤヒメ
へ?
村人
戸口塗り固めて、逃げ道ふさいだんやよ。
いな
後からニニギが、
サクヤヒメ
産屋から出て、赤ちゃん生んだんじゃないの?
ニニギ
なんて言わないようにね。
サクヤヒメ
なんと、サクヤヒメ。
えめ
出産の時、産屋に火を放ったのです。
らる
サクヤー!
ニニギ
この子は、あなたの子よ。
サクヤヒメ
だから、この炎の中でも無事に生まれるわ。
サクヤヒメ
サクヤヒメ、どうなったべ?
村人
赤ちゃん、無事に生まれただか?
村人
サクヤヒメも、赤ちゃんも無事やでー。
いな
3人の赤ちゃんが生まれたわ。
サクヤヒメ
その中の二人が、ホデリとホヲリ。
うか
ホデリは、海幸彦。
えめ
ホヲリは、山幸彦としてよく知られています。
らる
ちなみに、ホヲリは初代神武天皇のお爺さんやでな。
いな
春日社には、春日皇大神。
えめ
おそらく、タケミカヅチを含めた神様方の総称だと思われますが。
らる
総称だと思われますが?
村人
村人
残念ながら、はっきりしません。
えめ
はっきりしないだと。
村人
村人
ということで、タケミカヅチ。
らる
おう。
タケミカヅチ
タケミカヅチは、イザナギ様がカグツチの首を切った時に生まれた神様。
うか
オオクニヌシの国譲りのとき活躍した神様やよ。
いな
内外宮社には、アマテラス。
えめ
天岩戸の神隠れで有名です。
らる
神隠れが有名でも、引きこもりの神じゃないわよ。
アマテラス
そして猿田彦神社には、サルタヒコ。
えめ
地上に向かうニニギを道案内した神様です。
らる
よろしくね。
サルタヒコ
タケミカヅチにアマテラス、サルタヒコ。
えめ
ニニギの天孫降臨に関わりの深い神様です。
らる
その辺のお話、見てみよか。
いな
ある日、高天原にて。
地上の国は、私の子が治めるべきだわ。
アマテラス
そんな事を言い出したアマテラス。
下界の様子、見てきて。
アマテラス
うっす。
オシホミミ
オシホミミを遣わします。
オシホミミは、アマテラスの長男。
スサノオとの誓約( ) で誕生しました。
地上の世界か。
オシホミミ
なんか、ワクワクするな。
オシホミミ
天の浮橋までやって来たオシホミミ。
ふと、地上の世界を見下ろすと。
何だ・・・ありゃ。
オシホミミ
地上の世界、大騒ぎ。
・・・。
オシホミミ
戻って、アマテラスに報告です。
どうする? タカギ。
アマテラス
地上は、騒々しいか。
タカギ
とりあえず、みんなを集めて話し合ってみよう。
タカギ
天の河原にて会議を開きます。
地上では、国津神が大騒ぎをしているそうだよ。
タカギ
誰を地上に送れば、いいかしら。
アマテラス
アメノホヒに向かわせましょう。
オモイカネ
アメノホヒは、アマテラスの次男。
スサノオとの誓約( ) で誕生した神様です。
それじゃあ、お願いね。
アマテラス
任せてよ。
アメノホヒ
地上に向かったアメノホヒでしたが。
俺、兄貴について行くっす。
アメノホヒ
おう!
オオクニヌシ
オオクニヌシに丸め込まれてしまいました。
アメノホヒの奴・・・。
アマテラス
あれから3年するけど、音沙汰なしだね。
タカギ
・・・。
アマテラス
オモイカネ。
アマテラス
はい。
オモイカネ
次は誰を行かせる?
アマテラス
そうですね・・・。
オモイカネ
アメワカヒコがいいでしょう。
オモイカネ
アメワカヒコか。
アマテラス
アメワカヒコを地上に送ります。
ところが。
うちのシタテルヒメ。
オオクニヌシ
妻にいかがです?
オオクニヌシ
アメワカヒコ。
籠絡( ) されてしまいました。
戻ってこないね、アメワカヒコ。
タカギ
あれから8年も経つのに。
アマテラス
なあ、オモイカネ。
アマテラス
はい。
オモイカネ
どの神なら、うまくいくのだ?
アマテラス
・・・。
オモイカネ
よし。
オモイカネ
タケミカヅチを行かせましょう。
オモイカネ
タケミカヅチか。
アマテラス
もう一人つけようか。
念のため。
タカギ
では、アメノトリフネを同行させましょう。
オモイカネ
そうすることにしました。
うわぁ・・。
オオクニヌシ
手強そうだよ、今度の御仁。
オオクニヌシ
我らは、アマテラス様とタカギ様の命令でここに来た。
タケミカヅチ
アマテラス様は、地上の国は我が子が治めるべきだとおっしゃる。
タケミカヅチ
お前はどう思うか。
タケミカヅチ
どう思うかも何も。
オオクニヌシ
俺が作った国だし。
オオクニヌシ
俺が治めるべきに決まってる。
オオクニヌシ
なんて、言えないよなぁ。
オオクニヌシ
どうした?
タケミカヅチ
私では答えかねるので。
オオクニヌシ
息子のコトシロヌシに決めさせましょう。
オオクニヌシ
ということで。
呼び戻されたコトシロヌシ。
この国は、天津神の御子に譲ります。
コトシロヌシ
あっさり、服従。
お前、少しは抵抗しろよ。
オオクニヌシ
さて、お前の子は返事をしたぞ。
タケミカヅチ
他に、何か言いたい事がある子はいるか?
タケミカヅチ
タケミナカタがいるので、彼に答えさせましょう。
オオクニヌシ
やって来たタケミナカタ。
俺の国に来て、何をひそひそやっている。
タケミナカタ
ん?
タケミカヅチ
おっ。
オオクニヌシ
この国が欲しいなら、力比べで勝負だ!
タケミナカタ
ほう。
タケミカヅチ
がんばれ、我が息子!
オオクニヌシ
しかし。
まいった・・・。
タケミナカタ
力比べ、タケミカヅチの勝利。
この国は天津神に譲ります。
タケミナカタ
さて。
タケミカヅチ
お前の息子らは、この国を譲ると言ったぞ。
タケミカヅチ
お前は、どう答えるのだ。
タケミカヅチ
2人ともダメだったか。
オオクニヌシ
仕方ない。
オオクニヌシ
はい、この国は好きなようになさって結構です。
オオクニヌシ
よし。
タケミカヅチ
その代わり。
オオクニヌシ
ん?
タケミカヅチ
私の住まいを。
オオクニヌシ
住まいを?
タケミカヅチ
天津神の御子の宮殿と同じ様にお造り頂きたい。
オオクニヌシ
は?
タケミカヅチ
ぶっとい柱を立てて。
オオクニヌシ
・・・。
タケミカヅチ
高天原( ) に届くほどの高い千木を付けていただければ。
オオクニヌシ
・・・。
タケミカヅチ
私は、この出雲( ) でおとなしく暮らしましょう。
オオクニヌシ
・・・。
タケミカヅチ
さて、アマテラス。
いよっし!
アマテラス
無事、地上の国をゲットして。
オシホミミ、地上の国を治めてこい。
アマテラス
さっそく息子を送り込もうとしますが。
ああ、母さん。
オシホミミ
ん?
アマテラス
実は俺、子供ができたんだ。
オシホミミ
なんと。
アマテラス
名前は、ニニギ。
その子に行かせましょう。
オシホミミ
ということで。
ニニギが地上に降りることになりました。
頼んだわよ、ニニギ。
アマテラス
任せて。
ニニギ
さて。
ニニギ一行が地上に向けて歩いていると。
何かしら、あれ。
アマテラス
光ってるね、あの人。
タカギ
ねえ、ウズメ。
アマテラス
何? アマテラス。
ウズメ
あの人に、何者なのか聞いてきて。
アマテラス
えー。
ウズメ
大丈夫。
アマテラス
ウズメなら、ガンの飛ばし合いで負けることはないわ。
アマテラス
そうかな。
ウズメ
そうよ。
アマテラス
だから、ほら、早く行ってきて。
アマテラス
うん、わかった。
ウズメ
ねえ、そこのお兄さん。
ウズメ
はい。
サルタヒコ
何者さん?
ウズメ
私は、国津神のサルタヒコ。
サルタヒコ
天津神の御子が地上に降りられると聞きまして、ここでお待ちしておりました。
サルタヒコ
私が道案内いたしましょう。
サルタヒコ
そうだったんだー。
ウズメ
アマテラスー。
そういうことらしいよ。
ウズメ
サルタヒコ殿、助かります。
アマテラス
いえいえ。
サルタヒコ
うちの者たちを、よろしくお願いします。
アマテラス
お任せください。
サルタヒコ
それじゃあ、ニニギ。
アマテラス
はい。
ニニギ
しっかりやるのよ。
アマテラス
もちろんです。
ニニギ
そうそう、ニニギにこれを渡しておくわ。
アマテラス
なんです?
ニニギ
勾玉に鏡、草薙の剣よ。
アマテラス
おお。
ニニギ
大切に扱ってね。
アマテラス
特に鏡は、私の魂だと思って大事に祀るのよ。
アマテラス
わかりました。
ニニギ
こうしてニニギ、無事に地上に降ります。
えめ
立派な社を建てて国を治めることになりました。
らる
私が、言い出しっぺで。
アマテラス
俺が、オオクニヌシに交渉して。
タケミカヅチ
私が、ニニギ殿を道案内。
サルタヒコ
・・・。
村人
どうしただ?
村人
納得行かないだよ。
村人
何が。
村人
苦労して作り上げた国を奪われただよ?
村人
・・・。
村人
オオクニヌシ、可愛そうだべ。
村人
・・・だな。
村人
・・・。
アマテラス
タケミカヅチ
まあ、兄さん方。
そんな顔しなさんな。
いな
そうそう。
うか
オオクニヌシの奴、したたかだからな。
タケミカヅチ
我らに地上を任せて、自分は立派な宮殿でのんびり楽しんでいたはずよ。
アマテラス
逆境にめげない強さがあるからね、オオクニヌシは。
サルタヒコ
兄達から嫉妬されて命を狙われていた時にも。
タケミカヅチ
スサノオに助けを求めて、ちゃっかり娘のスセリヒメを妻にしたし。
アマテラス
国造りも、スクナヒコナやオオモノヌシと力を合わせて完成させたしね。
サルタヒコ
このように。
タケミカヅチ
生きていると、苦しいときもあるし、辛いときもあるな。
タケミカヅチ
あるだよ。
村人
村人
そんな時、心は暗く、人を羨ましく思い、自暴自棄になったりする。
サルタヒコ
ヤケになって「うわ〜!」ってなるだな。
村人
だな。
村人
だがそういうときこそ、ニコニコと笑顔をたくさん作るといい。
タケミカヅチ
へ?
村人
村人
顔だけでも笑顔にしておきなさい。
アマテラス
そうすれば、心をついてきてドン底まで落ちないぞ。
タケミカヅチ
確かに、そうかも知れないども。
村人
難しいだよ。
村人
確かにね。
サルタヒコ
しかし、今言ったことは大切だぞ?
タケミカヅチ
なしてだ?
村人
村人
どんなに苦しい目にあっても、笑顔を絶やさない。
サルタヒコ
そのような人間に「魔」は長く憑かないからよ。
アマテラス
「魔」?
村人
「魔」ってなんだべ?
村人
神と対極にある者たちだ。
タケミカヅチ
人に害をなして、それを糧にしている者たちよ。
アマテラス
そんなのがいるだべか。
村人
村人
「魔」に憑かれて運が落ちたり、体調が悪くなったり、心の調子が悪くなってもな。
タケミカヅチ
ニコニコとしていると「魔」は離れていくわ。
アマテラス
こいつは、人を羨んだり、世間を恨まない。
タケミカヅチ
憎しみを持って毒を吐いたりしない。
サルタヒコ
こんな奴に憑いていてもつまらんわー、ほか行こ。
タケミカヅチ
なんて感じでね。
アマテラス
へぇ。
村人
村人
じゃあ、辛い時には頑張って笑顔を作るだべ。
村人
そうだな。
村人
って、神様。
村人
ん?
アマテラス
タケミカヅチ
サルタヒコ
いつの間にかオオクニヌシの話から話題をそらしたべ。
村人
ばれたか。
アマテラス
タケミカヅチ
サルタヒコ
社務所に寄ってみます
祈祷の申し込みは、こちらで。
らる
朝9時~夕方5時頃まで常時受付しているわ。
うか
予約不要やでな。
いな
神社での祭典や行事、他の祈祷がある時は、少し待ってもらうぞ。
お稲荷さん
詳しくは、ここを見てな。
お稲荷さん
やった。
おら、大吉だよ。
村人
良かったやん。
いな
久しぶりだよ。
村人
おめえは、どうだっただ・・
村人
・・・。
村人
ってどうしただ。
村人
おら・・・
凶、引いちまっただ。
村人
おう・・・。
村人
あれ?
兄さん、学問の項目よく見てみ。
いな
学問の項目?
村人
ほれ、凶の下に書かれてあるやん。
いな
へ・・・?
村人
お?
村人
兄さん、さっき拝殿で願掛けしたな。
いな
絵が上手になりたいって、あの事だか?
村人
そうやよ。
あの答えやないか? これ。
いな
たとえ運勢が大吉でも。
うか
アドバイスを読ませるために「凶」を引かせることもあるのよ。
うか
え、そうなんだか?
村人
もちろん、運勢が低迷してるで気をつけなさいって意味で凶を引くこともあるでな。
いな
おらは、どっちだべ?
村人
今回は、アドバイスの方よ。
うか
そうだったべか。
良かっただ。
村人
もしな、運勢が凶だったとしても。
いな
だったとしても?
村人
神様に凶の運勢、引き取ってもらえるで。
いな
え、どうやってだ?
村人
村人
木に結んでおけばええ。
いな
そのとき、神様に悪い運勢を引き取ってくださいってお願いしておくといいわ。
うか
へえ。
村人
村人
凶のおみくじは、木に結んで帰るといいそうです。
えめ
心の中で、身代わりをお願いしながら結ぶと凶運を引き取ってくれるのだとか。
らる
あれ?
村人
どうしただ。
村人
おみくじが凶の場合、ある意味ラッキーじゃないだか?
村人
は?
村人
だって、自分で気づいてなかった悪い運勢。
村人
神様に引き取ってもらえるだよ。
村人
おお、おめえ冴えてるでねえか。
村人
へへ。
村人
のんびりしましょう
さて、参拝が終わったので、
えめ
飯でも食いに行くだか。
村人
腹減ったしな。
村人
ではなくて。
らる
しばらく、ゆっくりしていきいよ。 兄さん方。
いな
慌てて帰ることないわ。
うか
それもそうだな。
村人
ちょこっと境内歩き回るべか。
村人
おっと。
村人
どうしただ?
村人
5円玉拾ったべ。
村人
誰かが落としだだな。
村人
どうするべ?
村人
賽銭箱に入れとけば、いいんでねえだか?
村人
だな。
村人
ああ、ちょっと待ちいや。
いな
ん?
村人
その5円玉は、兄さんが持って帰っていいで。
いな
え、いいだか?
村人
もちろん、兄さんの財布の中の5円玉と交換な。
いな
いや、それならこの5円玉、お賽銭箱に入れるだよ。
村人
え〜もったいないなぁ。
いな
その5円玉には、神様パワーが込められとるのになぁ。
いな
神様パワー?
村人
村人
そうやよ。
いな
その5円玉な、兄さんに拾わせようと、わざわざ神様が用意してくれたんやで。
いな
えっ、本当だか。
村人
基本的に、神社の境内のものは、持ち帰ってはいけないのだそうです。
えめ
たとえ、小石や葉っぱであろうとな。
タケミカヅチ
しかし、神様が、
らる
この人に、何か力を分けてあげたいなー。
ウケモチ
という時には、バックの中に葉っぱを入れるとか。
らる
髪の毛に花びらをつけるとかするのじゃよ。
オオヤマツミ
本人が気づかないうちにね。
サルタヒコ
そんな葉っぱとか花びらには、神の力が込められているからな。
お稲荷さん
すぐに捨てたりせずに、しばらく家に置いとくといいぞ。
お稲荷さん
へえ。
村人
村人
境内で拾う硬貨も同じでな。
タケミカヅチ
神が、力を持たせてあげたい人に見つけさせるのよ。
アマテラス
お金にパワーが込められているだか。
村人
そうよ。
うか
もちろん、そのまま持ち帰るってのは無しな。
いな
へ?
村人
さっきも言ったけど、財布の中のお金と交換やで。
いな
5円拾ったら、財布の中の5円玉と交換。
えめ
10円拾ったら、財布の中の10円玉と交換。
らる
もし5円拾って、財布の中に5円玉がなかったら、10円玉と交換な。
いな
大きめの金額と交換するだな。
村人
そうよ。
うか
拾ったお金は自分が持っておいて、交換したお金を賽銭箱に入れればいいだな。
村人
社務所に届けてもいいわよ。
ウケモチ
硬貨を拾うってことは、神様の歓迎の印だから。
サクヤヒメ
たとえ、1円玉でも大喜びしていいことやでー。
いな
神社でお金を拾ったら歓迎の印だか。
村人
他にもあるべか?
歓迎の印。
村人
もちろんやよ。
いな
分かりやすいもので言えば、参拝のタイミングで祈祷が始まったり。
うか
参拝したその日に、神社で結婚式があったりね。
ウケモチ
神社の神職さんに、にこやかに挨拶されるのも歓迎のサインじゃよ。
オオヤマツミ
他にも、蝶々を飛ばしたり。
サクヤヒメ
鳩を意味ありげに歩かせてみたりな。
タケミカヅチ
そうそう、蛇やトカゲも歓迎の印やでな。
いな
中には、爬虫類が苦手で、
アマテラス
嫌われてるのかな・・・。
ウケモチ
とか思う人もいるけど、違うでー。
いな
蛇もトカゲも一生懸命、神様のお使いとして歓迎を伝えようと頑張っているのよ。
うか
気持ちのいい日差しや、頬を撫でるそよ風もあるよ。
サルタヒコ
そよ風なんて、うっかりすると見逃すだな。
村人
おらには、レベルが高いだよ。
村人
大丈夫。
アマテラス
そんな人には強い風を吹かせて気づいてもらうから。
アマテラス
それまで強く吹いていた風を
サクヤヒメ
手を合わせている時に、ピタリと止ませたりもするわよ。
ウケモチ
神社に行くと、あちこちに歓迎のサインが落ちているかもしれません。
えめ
それは、意識していないと見落としてしまいます。
らる
だから神域内は黙って1人で歩いた方がいいわ。
うか
誰かとおしゃべりしながらの参拝だと、気づけないでな。
いな
市原稲荷神社は、朱色の社殿の美しい神社です。
えめ
新しく神楽殿( ) も建てられました。
らる
きれいだから見に来てね。
うか
霊験あらたかな「稲荷の玉」もあるでな。
いな
他にもあるだか?
村人
市原稲荷神社の見所。
村人
それは、お前達自身で探せ。
お稲荷さん
いいのが見つかったら、人に教えるといい。
お稲荷さん
それもそうだな。
村人
村人
愛知県の刈谷市に来たら、市原神社に寄ってみてね。
うか
歓迎するでー。
いな
クイズとおみくじ
ここでちょこっとクイズに挑戦です。
えめ
3問答えて、おみくじを引いてみましょう!
らる
クイズに挑戦!
What is A ?
- answer1
- answer2
- answer3
Next ▶
得点
おみくじ
再挑戦?
- はい
- いいえ
お疲れ様でした
次は「神社あれこれ」です
次は「神社あれこれ」です
市原稲荷神社あれこれ
働き者のお稲荷さん
兄さん方、知っているか?
いな
ん?
村人
村人
お稲荷さんはな、とても働き者なんやで。
いな
働き者?
村人
そう、働き者。
いな
なして、そう言えるだ?
村人
面倒なことも嫌がらずに、よく動くからよ。
うか
例えばな、何かをチェックせなあかん、見に行かなあかんというとき。
いな
他の神様なら5箇所くらいで済ますのを、お稲荷さんは10箇所は見て回るのよ。
うか
ほー。
村人
村人
なして、そんなに良く動いてくれるだ?
村人
それはな、自分が祀( ) られたいと思っているからや。
いな
祀( ) られたい?
村人
そうや。
いな
祀ってもらって、ずっと信仰してもらいたいのよ。
うか
人間からの信仰心が、お稲荷さんのパワーの源やからな。
いな
おら達の信仰心が?
村人
村人
そうよ。
うか
人間達から信仰されるほど、お稲荷さんはパワーアップするの。
うか
だから、一生懸命に働いて、人間の願い事を叶えようと頑張るんやで。
いな
そうすると、その稲荷社は霊験あらたかということで、あちこちから勧請されるから。
うか
その神社で眷属( ) として働いている自分が祀られるチャンスが増えるというわけやよ。
いな
へえ。
村人
村人
姉さん、眷属( ) ってなんだべ?
村人
ああ、眷属ってのはな。
いな
神様のもとでお手伝いをしながら修行をしている見習いさんのことよ。
うか
神様になるために頑張っているだか。
村人
そうやよ。
いな
それで、祀られたくて一所懸命のお稲荷さんだけど。
うか
祀られる目的だけで動いているわけじゃないでな。
いな
え?
村人
村人
人間のために、誠意を持って働いているんよ。
いな
一生懸命働いても、祀られないことが多いのにね。
うか
がっかりだべ?
村人
そう。がっかりや。
いな
怒ったりしないべか?
村人
中には、怒るお稲荷さんもおるな。
いな
だけど、大抵のお稲荷さんは仕方ないと受けとめて、またせっせと働くのよ。
うか
話は変わるけど、さびれて参拝する人がおらん神社が、たまにあるな。
いな
昔は、大勢の参拝者で賑わっていたのにね。
うか
ああ、そんな感じの神社あるだな。
村人
そういう神社はな、たくさん境内社があっても。
いな
御祭神の神様だけに、なってることが多いのよ。
うか
境内( ) 社に神様がおらんだか?
村人
そう。
勧請( ) 元に帰ってしもうてな。
いな
姉さん、勧請( ) ってなんだべ?
村人
ああ、勧請っていうのはな、新しく作ったお社に神様をお迎えすることやよ。
いな
稲荷社なら、京都の伏見稲荷などからね。
うか
その境内社に、ふさわしい眷属が派遣されるんやで。
いな
へえ。
村人
勧請( ) 元は、その元いた神社のことな。
いな
わかったべ。
村人
で話を戻すけど、人が来んようになった神社でもな。
いな
お稲荷さんだけは残って仕事をしているのよ。
うか
せっせと仕事してるだか。
村人
そうやよ。
いな
なして、お稲荷さん帰らないだか?
村人
参拝する人おらんなら、残る意味ないべ。
村人
兄さん方は、なんでやと思う?
いな
んー。
村人
村人
あ、わかっただ。
村人
きっと、眷属として帰りたくないんだべ。
村人
は?
村人
ほれ、勧請されて自分専用のお社で神様として祀られているだよな?
村人
ん。
村人
なのに、もとの神社に戻ったら、また眷属の身分に下がるべ?
村人
お、なるほど。
それが嫌だか。
村人
どうだべ? 姉さん。
村人
ブッブー、はずれや。
いな
あっ、それなら修業を続けるために残ってるだ。
村人
ブー。
いな
もとの神社が出戻り禁止だから?
村人
それも違うわ。
うか
じゃあ、なんでお稲荷さん帰らないだ?
村人
勧請はな、兄さん。
いな
契約なんよ。
いな
契約?
村人
村人
そう、一種の約束やな。
いな
契約すると、その境内社に縛( ) られるんよ。
いな
縛( ) られる?
村人
村人
簡単には、その境内社から離れなれなくなるのよ。
うか
鎖でその境内社に結ばれるような感じやな。
いな
その契約は、しばりが強くてね、簡単には切れないの。
うか
簡単には切れないだか。
村人
まあ、力がある神様は自分で切れるけどな。
いな
じゃあ、神社が寂れてもお稲荷さんが残ってるのは。
村人
その鎖を切る力がないからだか?
村人
そうなの。
うか
境内社のお稲荷さんは、ほぼ全員が眷属だからな。
いな
まだ、鎖を割るほどの力がついていないのよ。
うか
だから、帰れないだか。
村人
それは、つらいべな。
村人
あ、勧請をほどく儀式を人間の方でやれば帰れるでな。
いな
ほどけるだか。
村人
村人
参拝者が全然来なくて境内社も壊れているなら、神様に帰っていただくために。
うか
神職さんが勧請を解く儀式をしたほうが望ましいんよ。
いな
ちなみに、契約をしたからには最後まで残る、なんて律儀なお稲荷さんもいるわ。
うか
まじめだな。
村人
だな。
村人
なあ、姉さん。
村人
なんや?
いな
お稲荷さんは、勧請されると簡単に帰れないって知ってて来るだか?
村人
もちろんよ。
うか
ひょっとして勧請されたら、行きたくなくても行かなきゃなんないべか?
村人
そんなことないでー。
いな
嫌なら断れるわ。
うか
けど、
それでもええから行こう!
いな
なんてお稲荷さんが多いんやな。
いな
なしてだ?
村人
それはな、繰り返すけど、
お稲荷さんが多いからやよ。
いな
とても数が多いから、神様になるのが難しいの。
うか
狭( ) き門ってやつだか。
村人
そうやな。
いな
だから、そんな勧請でもチャンスやからな、頑張ろうって思うんよ。
いな
自分で契約解除できないのに、大変だべ。
村人
だな。
村人
ふふ・・・。
うか
いな
お稲荷さんはね、基本的に人間を信じているの。
うか
へ?
村人
おら達を信じてる?
村人
そうやよ。
いな
人間は、ずっと参拝してくれるだろうってな。
いな
まさか、人間が信仰を捨てるなんて思わないのよ。
うか
自分が入る境内社の神社が、寂れてしまうなんて思わんのやな。
いな
だから、きつい契約だって分かってても来てくれるだか。
村人
そうよ。
うか
また人間が参拝に来るようになるだろう。
うか
そのために自分が残っていなければ。
いな
なんて気持ちを持ったお稲荷さんも中にはおるで。
いな
希望を捨ててないだか。
村人
そうやよ。
いな
参考資料
このページの作成に、次の資料を参考にさせていただきました。
えめ
ありがとうございます。
らる
市原稲荷神社
市原稲荷神社
市原稲荷神社の歴史
市原稲荷神社(市原稲荷神社のご案内-創建)
ウィキペディア(市原稲荷神社)
郷社
ウィキペディア(近代社格制度-諸社)
奉幣
ウィキペディア(奉幣)
参拝の作法
東京都神社庁
神社のいろは1(神社本庁)
神社での自己紹介
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(神社参拝の仕方 ~具体例~)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(神社での自己紹介(住所について))
生理中の参拝、喪中の参拝について
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(穢れ)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(”穢れ” の補足)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(穢れについての補足)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(「喪」の日数と親戚の範囲)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(神様の忌明け(喪の数え方))
「神様アンテナ」を磨く方法(参拝時のタブーを検証してきました!) (桜井識子)
手水・参拝の手順
伊勢神宮(参拝の作法とマナー)
神社のいろは1 (神社本庁)
神様の通り道(正中)
東京都神社庁(参拝の作法ー参道の歩き方)
神社のいろは1 (神社本庁)
お賽銭と鈴
神社本庁(お賽銭について)
神社本庁(参拝の際に鳴らす鈴について)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(神社参拝の仕方 ~具体例~)
神社のいろは1 (神社本庁)
願掛けについて
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(神社参拝の仕方)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(神様へのお礼)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(神社での自己紹介)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(願掛けをするタイミングと話しかけるコツ)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(神仏の時間間隔)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(神様にうまく話せないという方へ)
オオヤマツミ
ウィキペディア(オオヤマツミ)
ウカノミタマ
ウィキペディア(ウカノミタマ)
お稲荷さんの数が多い理由
神仏のなみだ(第一章 きぬさんの100日参り) (桜井識子)
きぬさんの話
神仏のなみだ(第一章 きぬさんの100日参り) (桜井識子)
コノハナサクヤヒメ
ウィキペディア(コノハナノサクヤビメ)
古事記 (池澤夏樹)
バナナ型神話
ウィキペディア(バナナ型神話)
春日社・内外宮社・猿田彦神社
古事記 (池澤夏樹)
笑顔が大切
あなたにいま必要な神様が見つかる本 「ごりやく別」神社仏閣めぐり(第二章 「魔」を追い払うコツ) (桜井識子)
おみくじに関する話
京都でひっそりスピリチュアル(column 06 おみくじはアドバイス) (桜井識子)
神社で拾う硬貨の話
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(境内で硬貨を拾うこと)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(さりげなく助けて下さる方法のひとつ)
歓迎のサイン
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(神様・仏様に歓迎される人とは)
神様アンテナを磨く方法(第五章 私が書いたものを活用していただくなら・・・) (桜井識子)
働き者のお稲荷さん
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(働き者の神様)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(勧請された境内社に行くのは眷属)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(勧請は契約)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(人間を信じているからこそ)
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(お稲荷さん)
開運に結びつく 神様のおふだ(第二章 稲荷社系の神社) (桜井識子)
「サーターアンダギー」がお気に入り。