目次
案内人の紹介
えめ
最近、和菓子にはまる。
特に豆大福がお気に入り。
らる
もともと和菓子好き。
特に吹雪まんじゅうが大好き。
うか
上品なお姉さん。
その正体は、ウカノミタマ。
いな
陽気なお姉さん。
その正体は、お稲荷さん。
村人
しっかり者の村人さん。
名前は、スクナ。
村人
どこか抜けてる村人さん。
名前は、スサノ。
神前神社の紹介
神前神社とは
今回は、愛知県半田市亀崎の神前神社に参拝します。
えめ
神前神社は、「子供の神様」として地元の皆さんから親しまれています。
らる
子供の神様?
村人
「子供の神様」言うても、子供の姿の神様じゃないでな。
いな
「子供にご利益のある神様」ね。
うか
・安産祈願
・初宮詣
・虫封じ祈祷
・七五三詣
など、子供にご利益をもたらす神社なのです。
えめ
七五三の季節には、多くの家族連れで賑わいます。
らる
神前神社地図
神前神社の御祭神は、神武天皇。
らる
おっす!
神武天皇
日本の初代天皇です。
えめ
またの名を、神倭磐余彦命というよ。
神武天皇
神武天皇は、神武東征でよく知られています。
らる
この国をよりよく治めるために、高千穂宮から東へ向かったんだ。
イワレビコ
兄さん、どこでならこの国をよく治められると思う?
イワレビコ
東かな。
イツセ
それじゃあ、さっそく出発だ!
イワレビコ
・・・と、
こんな感じで始まった東征。
えめ
兄のイツセが敵の矢を受けて亡くなったり。
らる
ナガスネヒコと戦ったときにね。
イツセ
大熊の毒気に兵士の皆さんがやられたり。
うか
おわっ!
イワレビコ
兵士
兵士
なんか眠くなって・・・。
兵士
オラもだ・・・。
兵士
zzz・・・。
イワレビコ
兵士
兵士
そのとき、高天原の神様方が力を貸してくれたよ。
イワレビコ
ヤタガラスに道案内されたりなー。
いな
なんやかんやの困難をくぐり抜けて。
らる
初代天皇として、この国を治めることになったよ。
神武天皇
神前神社の社伝によると。
うか
東征の途中で、この亀崎にも来たそうやでー。
いな
そんな神前神社に。
えめ
さっそく行ってみるべ。
村人
村人
神前神社参拝
ウエルカム!
神武天皇
トヨウケヒメ
菅原道真
イザナギ
鳥居をくぐります
一の鳥居です。
えめ
一の鳥居とは、神社の一番外側にある鳥居。
らる
順番に、一の鳥居、二の鳥居なんて言うでな。
いな
ちなみに、この鳥居は「神明鳥居」。
うか
しんめいとりい?
村人
村人
神社の鳥居は、大きく
「神明鳥居」と
「明神鳥居」
に分けられるんやよ。
いな
へえ。
村人
気づかなかったな。
村人
他にもいろいろな鳥居があるのよ。
うか
神社に参拝するとき、気にかけてみると面白いかもな。
いな
一の鳥居のすぐ横に、手水舎があります。
えめ
まずは、こちらで手と口を清めてしまいましょう。
らる
兄さん方、
手水の使い方バッチリか?
いな
もちろんだ!
村人
・・・。
村人
おめえ、ひょっとして。
村人
知らないだよ。
村人
なら、この機会に手順を覚えてしまいましょう。
うか
じゃ、さっそく確認なー。
いな
① まず右手で柄杓を持って、
② 手水舎から水をくみます。
らる
③ そして、その水を左手にかけて清めたら、
えめ
④ 左手に柄杓を持ちかえて、
⑤ 右手に水をかけて清めます。
らる
⑥ もう一度、右手に柄杓を持ちかえて、
⑦ 左の手のひらに水をためて、その水を口に含みます。
えめ
⑧ 口に含んだ水は
「手水舎の外側」
に静かに吐き出しましょう。
らる
そのまま「ゴックン」じゃないよ?
菅原道真
⑨ それから、左手に水をかけて清めます。
えめ
⑩ 最後に柄杓を傾けて。
らる
残った水を柄杓の持ち手にかけて洗ってね。
トヨウケヒメ
柄杓は元の場所へ。
平将門
レッツ チャレンジ。
イワレビコ
イザナミ
イザナギ
海亀大明神
よし! バッチリだ。
村人
さっそく、やってみな。
村人
おう。
まずは右手で柄杓を持って。
村人
持って?
村人
柄杓を持って・・・。
村人
あれ?
村人
そんな方は、伊勢神宮さんのサイトへ。
うか
きれいな姉さんが、丁寧に教えてくれるでな。
いな
それでは、鳥居をくぐりましょう。
えめ
鳥居をくぐるときには一礼します。
らる
鳥居から内側からは神様の領域だからな。
いな
一礼して入るのが礼儀だべか。
村人
村人
そうよ。
うか
二の鳥居の前でも一礼を忘れずに。
えめ
らる
ちなみに、この鳥居な。
いな
古くは「於不葦御門」なんて呼ばれていたそうよ。
うか
難しげな名前だな。
村人
村人
はじめは、単に木と木の間を縄で結んでいたものが。
うか
8世紀ごろ、今の鳥居の形になったと言われとるでー。
いな
参拝しましょう
それでは、参拝しましょう。
えめ
いよっし!
神様にご挨拶だ。
村人
村人
おっと、待て待て兄さん方。
いな
ん? どうしただ?
村人
村人
真ん中、堂々と歩いたらダメやんか。
いな
へ?
村人
村人
真ん中は、神様がお通りになると言われているのよ。
うか
だから、なるべく真ん中は歩かんのが礼儀やで。
いな
そうだっただか。
村人
村人
ちなみに、この真中を「正中」なんて言ったりします。
らる
拝殿でお参りするときには、中央に立ってもいいからね。
神武天皇
お賽銭入れるだよ。
村人
拝殿の前には、賽銭箱。
えめ
賽銭の「賽」は、神様へのお礼を意味します。
らる
だから神様にお願い事して、それがかなったとき。
うか
日々の平穏を感謝するとき。
いな
神様に捧げるお金がお賽銭ってことだな。
村人
そうやでー。
いな
だから感謝の気持ちを込めて、お賽銭入れなきゃね。
うか
ちなみにお賽銭、古くはお米がお供えされたそうです。
えめ
神前に米をまく「散米」や。
らる
洗った米を紙に包んで供える「おひねり」などね。
うか
おひねりは今でも、たま〜に見かけるな。
いな
それでは拝礼しましょう。
えめ
拝礼の基本は、
「2拝2拍手1拝」。
らる
拝礼の手順、確認な。
いな
① まずは背筋をピンと伸ばして、
神武天皇
② 90度に腰を折って頭を下げます。
らる
③ 背筋を伸ばしてから、
もう一度頭を下げてね。
トヨウケヒメ
ここまでが、「2拝」だよ。
オオクニヌシ
④ それから、両手を胸の高さに持ってきて、
菅原道真
⑤「パン、パン」と2回打ち鳴らしてね。
(2拍手)
イザナミ
⑥ 両手を合わせたまま、いろいろお話してな。
海亀大明神
願掛けも、この時にね。
平将門
⑦ お話が終わったら、
腰を折って頭を下げます。
(1拝)
らる
以上が拝礼の手順だよ。
神武天皇
よう分からんわー。
いな
という方は、伊勢神宮さんのサイトを参考にしてね。
うか
おみくじ引くだよ。
村人
村人
賽銭箱の隣に、おみくじがあります。
えめ
おみくじを引く方は、神様にアドバイスをお願いしておくといいかもです。
らる
はは。
おら「末吉」だっただ。
村人
お前は何だっただ?
村人
「中吉」だったども・・・。
村人
どうしただ?
村人
「神は、驕り高ぶるものが嫌いである。」なんて書いてあっただ。
村人
おう・・・。
村人
どうしよう。
おら、神様に嫌われただか?
村人
そんなことはないぞ。
神武天皇
へ?
村人
村人
神は、お前のことが大切だから、心配だから叱ったのだ。
神武天皇
そうなんだか?
村人
そうさ。
神武天皇
そもそも好意を持っていない者は、放っておく。
神武天皇
悪さをしようが、正しい道から外れようが、知らん顔さ。
神武天皇
大人になると、心を正す目的で叱られることは滅多にありません。
えめ
たとえ、親兄弟、親友からの忠告でも素直に受け入れるのには抵抗があるのでは。
らる
しかし、相手が神仏だと。
うか
素直に、受け入れられるだよ。
村人
村人
そうだろ?
神武天皇
叱られるってことは、ありがたいことなんだな。
村人
そうやでー。
落ち込む事ないでな。
いな
わかっただ。
村人
おら、心入れ替えて正しく生きるだよ。
村人
頑張りなさい。
神武天皇
おみくじに厳しい言葉があったとき、がっかりしたり失望したりするのではなく。
えめ
その言葉で神仏が何を伝えたいのか、真剣に考えることが大切なのだそうです。
らる
同じように、いつもは大歓迎の神社やお寺で。
神武天皇
あれ?
なんか拒否られてる?
村人
なんて感じたら、
即座に「嫌われた!」なんて決めつけないで。
うか
神仏が何かを伝えようとしているのだと気づくのが大切やでな。
いな
拝殿奥の井戸
拝殿の奥に井戸があります。
えめ
行ってみましょう。
らる
ここから入るだな。
村人
村人
こちらの井戸。
えめ
東征の際、神武天皇が使ったのだとか。
らる
この井戸に顔を映すとな。
いな
神武天皇にあやかれるとの信仰があったそうよ。
うか
へえ。
村人
村人
子供が井戸のぞくとな、疳の虫が治まるらしいで。
いな
かんのむし?
村人
村人
疳の虫とは、乳児の異常行動を指す俗称です。
えめ
特に夜泣き、かんしゃく、ひきつけなどを指します。
らる
それらは、疳の虫が原因で起こるとされたのよ。
うか
疳の虫、厄介だな。
村人
村人
この疳の虫を取り除くのが「虫封じ祈祷」。
えめ
神前神社では祈祷の後、この井戸を覗くのだそうです。
らる
そうするとな、疳の虫が治まるんやと。
いな
そんなご利益があるだか。
村人
ちょこっと覗かせてもらいましょうか。
うか
そうするだ。
村人
村人
ええか? そーとやでぇ。
いな
そーとだな。
村人
村人
普通に覗けば、いいんじゃないかな。
うか
井戸の中は、こんなふうになっていました。
えめ
虫封じ祈祷は、神前神社で。
らる
摂社も参拝
摂社も参拝しましょう。
えめ
2019年に、お社が新しくなりました。
らる
御首社です。
えめ
平将門さんが祀られていると思われますが。
らる
思われますが?
村人
村人
残念ながら、不明です。
えめ
・・・。
村人
村人
せっかくなので、将門さんに登場してもらいましょう。
らる
俺だな。
平将門
将門さんは、平安時代の関東の豪族。
うか
ご先祖様は桓武天皇やでー。
いな
将門さん、自分の伯父達とのいざこざやら。
えめ
助けを求めてやって来た人物を守るために、国府を襲撃したりして。
らる
関東一円を支配したぞ。
平将門
「新皇」を名乗って。
うか
東国の独立を目指したんやけどなぁ。
いな
討伐されちゃった。
平将門
さて、討伐された将門さん。
えめ
その首は京の都にて、さらし首に。
らる
ところがなんと。
うか
その首が故郷を目指して、飛び立ったんやって。
いな
この異変を知った美濃国南宮大社さん。
えめ
首が関東に戻ったら、また世の中が乱れてしまう!
南宮大社さん
ということで、神様に祈願。
らる
すると、神社に座す隼人神が矢をつがえ。
うか
ほいさっ!
隼人神
将門さんの首を射落としたんやと。
いな
その首が落ちた地に、建てられたのが。
えめ
岐阜県大垣市にある御首神社です。
らる
御首社と御首神社。
村人
名前が似ているだな。
村人
御首神社は、将門さんをお祀りする神社です。
えめ
首から上の諸祈願に御神徳があるのだとか。
らる
首から上の御神徳?
村人
村人
例えば、首から上の病気平癒があるよ。
平将門
へえ。
村人
村人
ボケ防止や学業成就もOKさ。
平将門
ちなみに、以前の御首社には「眼の神様」との表示が。
えめ
首から上の御神徳だべ。
村人
村人
御祭神が将門さんじゃなくても。
うか
眼に、ご利益があることは確かやな。
いな
さて、将門さん。
えめ
実は、東京都の神田明神でも祀られています。
らる
ある時、俺の首塚周辺で天変地異が頻発してな。
平将門
俺の祟りなんじゃないかって騒がれちゃった。
平将門
で、神田明神に祀られる事になったと。
いな
そのとおり。
平将門
戦国時代には、武将たちからの崇敬を受けます。
えめ
徳川家康さんも関ヶ原の戦いを前に祈願をしたのだとか。
らる
ところが。
うか
明治天皇が神田明神を参拝することになってな。
いな
俺、祭神から外されたんだ。
平将門
えっ、なしてだ?
村人
村人
朝廷から見て俺、逆臣だし。
平将門
そんな奴が祀られている神社に天皇が参拝するのは。
平将門
あるまじき事とされたのよ。
うか
代わりにスクナヒコナが祀られますが。
えめ
昭和59年に将門さん、本社祭神に復帰。
らる
崇敬されたり、邪魔者扱いされたり。
村人
大変だべ、将門さん。
村人
ホントだよ。
平将門
ところで、お前達。
平将門
なんだべ?
村人
村人
絵馬は書くか?
平将門
絵馬?
村人
んー、わかんねえだ。
村人
もし書くなら、絵を描きなさい。
平将門
は?
村人
村人
絵を描くのは、字を書くよりも時間がかかるからな。
平将門
それだけ本人の心の内が強くこもる。
平将門
絵馬に願望がしっかり入るってことだべか?
村人
そのとおり。
平将門
絵馬自体が、主張するからわかりやすいのだ。
平将門
文字だけだとな、あっさりとした薄い念しかこもらない。
平将門
へえ。
村人
村人
だから絵馬で願掛けしたいなら絵を描きなさい。
平将門
だども、おら、絵は得意じゃないべ。
村人
かまわんさ。
絵は上手じゃなくてもいい。
平将門
それどころが絵柄は、願望と違っていてもいいぞ。
平将門
えっ、どういうことだべ?
村人
例えば、合格祈願なのに猫の絵を描いてもいいてことさ。
平将門
猫の絵を描きながら、合格したいと願えばいい。
平将門
それで、絵馬にしっかりと願望がこもる。
平将門
書くべ、絵馬。
村人
だな!
村人
海亀大明神です。
えめ
亀!
村人
村人
亀じゃよ。
海亀大明神
・招福開運
・延命長寿
の御利益があります。
らる
このお社には、亀の霊魂がお祀りされているそやでー。
いな
海亀大明神にまつわる話、見てみましょうか。
うか
ある年の秋のこと。
水門番をしていた船乗りさん。
すかー。
船乗り
門番そっちのけで、ひと眠り。
すると。
寝ているとこ、すまぬな船乗りよ。
ミノガメ
すぴー。
船乗り
船乗りよ。
ミノガメ
んが?
船乗り
お前さんに頼みが・・。
ミノガメ
おわっ 亀が喋った!
船乗り
・・・。
ミノガメ
夢じゃて、気にするな。
ミノガメ
え、そうなのか?
船乗り
でないと、話が進まん。
ミノガメ
それも、そうだな。
船乗り
今日は、お前さんに頼みがあって参った。
ミノガメ
頼み?
船乗り
わしを祀ってほしいのじゃ。
ミノガメ
まつる?
船乗り
ああ。
ミノガメ
最近、ここらの長者が病に倒れているのは知っておるな?
ミノガメ
おう、もちろんさ。
船乗り
わしのせいじゃよ。
ミノガメ
へ?
船乗り
わしが、ここいらを彷徨っているために起きているのさ。
ミノガメ
そうだったのか。
船乗り
ひょっとして、亀さん。
海亀の霊魂か?
船乗り
そうじゃ。
ミノガメ
かつて、亀崎では。
海亀の赤ちゃんを食べていたとか。
そこでな、わしを祀る場所を作って欲しいのじゃよ。
ミノガメ
そうすれば、彷徨わずにすむでな。
ミノガメ
なるほど。
船乗り
頼んだぞ、船乗り。
ミノガメ
まかしとけ!
船乗り
さて、船乗りさん。
夜明けに、知立の有名な占い師のもとへ。
実は、昨日の夢ん中で・・。
船乗り
亀だ!
占い師
うわっ。
船乗り
お主の肩に亀が乗っておる。
占い師
お、おう。
船乗り
急ぎ戻り、水辺に祀るのだ。
占い師
大切にお祀りすれば、福徳開運をもたらすぞ。
占い師
おお。
船乗り
亀が宿るものが必要だ。
占い師
用意して参れ。
占い師
よしっ!
船乗り
さっそく船乗りさん、彫師のもとへ。
亀の彫り物をお願いします。
船乗り
まかせとけ。
彫師
白木彫の亀を用意して。
持ってきたぞ。
船乗り
うむ。
占い師
亀の霊魂を、彫り物へ宿します。
すると。
色が変わった!
船乗り
亀の彫り物は、地元の宮司さんのもとへ。
それじゃあ、お願いします。
船乗り
ご苦労さん。
宮司
無事、お祀りされました。
助かったぞ、船乗り。
ミノガメ
おう。
船乗り
亀の霊魂、3回もお礼に来たのだとか。
おい、聞いたか。
町人
ん?
町人
海亀大明神のご利益、すごいそうだぞ。
町人
海亀大明神?
町人
難病も治してくださるそうだ。
町人
さっそく参拝するか。
町人
海亀大明神。
えめ
多くの人に信仰されるようになりました。
らる
よかっただな。
村人
村人
兄さん、グッドジョブや。
いな
へへ。
船乗り
御鍬社です。
えめ
御祭神は、豊受気媛神。
らる
よろしくね。
トヨウケヒメ
トヨウケヒメの「ウケ」には、穀物・食物の意味があるんやで。
いな
食べ物の神様だべか。
村人
村人
そうよ。
トヨウケヒメ
トヨウケヒメは、伊勢神宮外宮の神様として有名。
うか
アマテラス様の食事を司る御饌都神なんやよ。
いな
アマテラス様に食事を差し上げるだな。
村人
ヒメにはいつもお世話になっているわ。
アマテラス
そんなトヨウケヒメ。
えめ
雄略天皇の時代に、丹波国から呼ばれました。
らる
雄略天皇は、第21代天皇よ。
トヨウケヒメ
その辺の話、見てみよか。
いな
ある日、雄略天皇が寝ていると。
ぐがー。
雄略天皇
雄略よ。
アマテラス
んごー。
雄略天皇
おい、雄略!
アマテラス
ふがっ?
雄略天皇
起きたな。
アマテラス
アマテラス様?
どうなさいました。
雄略天皇
うむ、雄略よ。
アマテラス
そなたらが用意する食事、いつも美味しく頂いておるぞ。
アマテラス
それは、ようございました。
雄略天皇
だがな。
アマテラス
?
雄略天皇
どうも物足りない。
アマテラス
物足りない?
雄略天皇
一人で食するのも、それはそれでいいのだが。
アマテラス
誰かが側にいてくれると、なおいい。
アマテラス
なるほど。
雄略天皇
そこでだ、雄略。
そなたに頼みがある。
アマテラス
何でございましょう。
雄略天皇
丹波国にトヨウケヒメという神が居る。
アマテラス
トヨウケヒメ。
雄略天皇
そのトヨウケヒメを、近くに呼び寄せてほしいのだ。
アマテラス
そうすれば、われも安心して食事ができるでな。
アマテラス
お任せください。
雄略天皇
夢から覚めた雄略天皇。
あれ? 今の夢?
雄略天皇
立派な宮殿を建てて。
トヨウケヒメをお迎えしたのだとか。
大国主社です。
えめ
ここに祀られるのは、大国主神。
らる
うっす!
オオクニヌシ
国作りした神様だな。
村人
だな。
村人
スクナヒコナやオオモノヌシに助けられたよ。
オオクニヌシ
オオクニヌシと言えば。
えめ
因幡の白兎のお話が、よく知られています。
らる
だけど、スサノオ様の試練の話も面白いわ。
うか
その頃は、オオナムチと名乗っていたよ。
オオクニヌシ
じゃ、その話を見てみよか。
いな
兄達から嫉妬されたオオナムチ。
2度も黄泉送りにされてしまいます。
母さんとカムムスビ様のおかげで生き返れたけど。
オオナムチ
兄たち、しつこく追いかけてきます。
このままじゃあ、またやられちゃうよ。
オオナムチ
・・・。
オオナムチ
よし、スサノオ様に助けてもらうか。
オオナムチ
そうすることにしました。
さて、根の堅州国にやって来たオオナムチ。
たのもー。
オオナムチ
はーい。
スセリヒメ
!
オオナムチ
オオナムチ、出迎えた娘さんに一目惚れ。
まあ・・・。
スセリヒメ
どうやら娘さんも同じ感じです。
お父さん、お父さん。
スセリヒメ
どうした? スセリ。
スサノオ
とても素敵な方が、訪ねてきましたわ。
スセリヒメ
・・・。
スサノオ
スサノオの笑顔が固まります。
スセリ。
スサノオ
はい。
スセリヒメ
その「素敵な方」とやらは、玄関にいるのか?
スサノオ
そうよ。
スセリヒメ
よし。
スサノオ
スサノオ、スセリヒメと玄関へ。
よく来たな、まあ上がれや。
スサノオ
はあ。
オオナムチ
なんか、スサノオ様の笑顔が怖いんだけど。
オオナムチ
オオナムチ、ゆっくりしていってね。
スセリヒメ
うん。
ありがとう、スセリ。
オオナムチ
おい、お前ら。
スサノオ
何? お父さん。
スセリヒメ
なんか、仲良くないか?
スサノオ
だって、ねえ?
スセリヒメ
うん。
オオナムチ
二人して、アイコンタクト。
・・・コノヤロ。
スサノオ
スサノオの試練(嫌がらせ)の幕開けです。
さて、オオナムチ。
スサノオ
はい。
オオナムチ
長旅で疲れたであろう。
スサノオ
そりゃあ、もう。
オオナムチ
とっておきの部屋を用意したからな。
スサノオ
今夜はここで寝ろ。
スサノオ
・・・。
オオナムチ
床一面に、蛇がうごめく素敵な部屋でした。
どうした、嫌か?
スサノオ
いえ、喜んで。
オオナムチ
そいつは良かった。
スサノオ
ガハハ笑いながら立ち去るスサノオ。
残されたオオナムチ途方に暮れます。
どうしよう・・・。
オオナムチ
オオナムチ、オオナムチ。
スセリヒメ
あれ? スセリ。
オオナムチ
物陰からスセリヒメ。
何やら、ひらひらの布を持っています。
このヒレを振れば大丈夫。
スセリヒメ
ヒレを振る?
オオナムチ
そうすれば蛇は近寄ってこないわ。
スセリヒメ
助かる!
オオナムチ
オオナムチ。
無事に朝を迎えることができました。
ほう、やるじゃないか。
スサノオ
よし。
スサノオ
その夜。
今晩は、ここで寝ろ。
スサノオ
ここで・・・。
オオナムチ
まあ、少しばっかりチクッとするかもしれないが。
スサノオ
遠慮はいらんぞ。
スサノオ
・・・。
オオナムチ
ガハハ立ち去るスサノオ。
まいった。
オオナムチ
どうするよ・・・。
オオナムチ
オオナムチ、オオナムチ。
スセリヒメ
スセリ!
オオナムチ
物陰からスセリヒメ。
何やら、ひらひらの布を持っています。
このヒレを振れば大丈夫。
スセリヒメ
それで蟲は寄ってこないわ。
スセリヒメ
ありがと!
オオナムチ
ということで、オオナムチ。
無事に翌朝を迎えられました。
おかわりは?
スセリヒメ
うん、お願いするよ。
オオナムチ
この野郎。
スサノオ
しれっと朝ご飯を食べるオオナムチに。
どんな手を使いやがった。
スサノオ
スサノオ、面白くありません。
よし。
スサノオ
おい、オオナムチ。
スサノオ
はい。
オオナムチ
今日は、俺について来い。
スサノオ
ということで、広い野原へ。
あれを取ってこい。
スサノオ
えっ あれを?
オオナムチ
野原にて鳴鏑を放ったスサノオ。
オオナムチに命じます。
ほれ、早く行け。
スサノオ
う、うっす。
オオナムチ
オオナムチ、矢が向かった先へ。
さて、オオナムチ。
このあたりだと思うんだけど。
オオナムチ
草をかき分けかき分け探します。
うーん、どこだろ。
オオナムチ
見つかんないなぁ。
オオナムチ
あのスサノオ様が放った矢だし。
オオナムチ
どこまで飛んでいったのやら。
早く見つけないと日が暮れちゃう。
オオナムチ
そんなことを思いつつ探していると。
ん?
オオナムチ
風にのって、焦げ臭い匂いが。
なんだ?
オオナムチ
腰を伸ばしたオオナムチ。
なっ!
オオナムチ
びっくりです。
いつの間にやら炎に囲まれていました。
やばっ。
オオナムチ
・・・。
オオナムチ
・・・。
オオナムチ
逃げ道、ねえよ。
オオナムチ
万事休す。
と、そのとき。
ん?
オオナムチ
・・・。
ねずみ
ちょろっと現れた鼠さん。
・・・。
ねずみ
ねずみさん?・・・。
オオナムチ
チュッ・・・。
ねずみ
そうか。
お前も逃げてきたんだな。
オオナムチ
そっと手のひらに乗せてみると。
うちはほらほら、
そとはすぶすぶ・・・。
ねずみ
何やら言い始めました。
ん?
オオナムチ
うちはほらほら、
そとはすぶすぶ。
ねずみ
何か言ってるようだけど。
オオナムチ
意味がわかりません。
うちはほらほら、
そとはすぶすぶ!
ねずみ
ネズミさん、なんだか一所懸命。
前足を使って円を描きます。
うちはほらほら。
ねずみ
そとはすぶすぶ。
ねずみ
ひょっとして・・・。
オオナムチ
・・・。
ねずみ
内はホラホラ、
外はスブスブ?
オオナムチ
ちゅっ
ねずみ
この近くに洞穴があるの?
オオナムチ
ちゅっ!
ねずみ
ネズミさん、大きくうなずきます。
そして、手のひらから飛び降りると。
ちゅっ!
ねずみ
ついてこいと言わんばかりに。
走り始めました。
よし!
オオナムチ
ねずみさん、追いかけるぞ。
オオナムチ
オオナムチ、洞穴に身を潜めて。
炎をやり過ごすことができました。
と、こんな感じで鼠さんに助けられたオオナムチ。
えめ
なんだかんだで、スサノオの課題をクリア。
らる
スセリと夫婦になれたよ。
オオナムチ
ね。
スセリヒメ
山之神社です。
えめ
御祭神は、大山祇神だと思われますが。
らる
はっきりしないだな。
村人
村人
残念ながら。
えめ
では、オオヤマツミ。
らる
わしか。
オオヤマツミ
山の神様ね。
うか
山の神様と言えば。
村人
恵みをもたらしてくれる神様だな。
村人
春になると、山から降りてきて田の神になって。
いな
秋になると、また山にお帰りになるのよね。
うか
そんな山の神様、オオヤマツミ。
えめ
神話の世界では、あまり登場しません。
らる
ニニギに腹を立てたことは、よく知られておるかの。
オオヤマツミ
なして、腹立てただ?
村人
アヤツ、わしの娘のイワナガヒメを送り返しおったからじゃよ。
オオヤマツミ
どういうことだ?
村人
高天原から地上に降りてきたニニギ。
えめ
オオヤマツミの娘であるサクヤヒメに一目惚れします。
らる
妻になって。
ニニギ
父のオオヤマツミが、お答えします。
サクヤヒメ
オオヤマツミ、大喜び。
うか
サクヤヒメとイワナガヒメを嫁に送ったんやよな。
いな
そうじゃよ。
オオヤマツミ
なのに、アヤツ。
オオヤマツミ
イワナガヒメだけ、送り返したのよ。
うか
容姿が気に入らなかったんやと。
いな
君は帰っていいよ。
ニニギ
えっ?
イワナガヒメ
ひどいだな。
村人
神様、怒るのも当然だよ。
村人
イワナガヒメは、天孫の命を永遠不変にするためだったのじゃがな。
オオヤマツミ
この一件で。
えめ
天皇は長く生きられなくなったのだとか。
らる
ところで、お主。
オオヤマツミ
おらだか?
村人
先程、おみくじの内容に驚いておったの。
オオヤマツミ
ああ、びっくりしただよ。
村人
おめえ、最近なんだか偉そうだったもんな。
村人
そんなつもりは無かっただよ。
村人
本人も気づいてなかったような小さな芽じゃが。
オオヤマツミ
その芽は早いうちに摘み取っておかねばならん。
オオヤマツミ
大丈夫だ。
村人
その芽は摘み取っただよ。
村人
その芽が再び顔を出さないように気をつけなさい。
オオヤマツミ
わかっただ。
村人
もし気づかずに、その芽が大きくなるとな。
オオヤマツミ
自分は特別だなんて思うようになる。
オオヤマツミ
選民意識だべか。
村人
優越感もそうだべな。
村人
さらに芽が育つと。
オオヤマツミ
育つと?
村人
村人
人を見下すようになる。
オオヤマツミ
神は、そんな人間が嫌いだ。
オオヤマツミ
怖いだな。
村人
だな。
村人
芽が出ていないかは、自分で確認しなければならん。
オオヤマツミ
いつも神が教えてくれるわけではないでの。
オオヤマツミ
そうだな。
村人
村人
芽が伸びてしまったら、取り返しのつかないこともある。
オオヤマツミ
神が嫌うような人間にはなるなよ。
オオヤマツミ
もちろんだ。
村人
村人
なあ、神様。
村人
なんだ?
オオヤマツミ
他に、神が嫌う人間はいるだか?
村人
自分本位な人間が嫌いじゃよ。
オオヤマツミ
自分本位?
村人
村人
私だけ、得すればいいとか。
うか
人に迷惑かけて、へっちゃらな人とかやな。
いな
そうじゃ。
オオヤマツミ
心の奥底をよく見るのじゃよ。
オオヤマツミ
おっし!
村人
村人
天満宮
天満宮です。
えめ
御祭神は菅原道真さん。
らる
やあ。
菅原道真
学問の神様だべな。
村人
村人
道真さんは「至誠の神様」とも呼ばれとるでー。
いな
しせいの神様?
村人
村人
至誠とは「この上なく誠実」ってことな。
いな
道真さん、日本の発展のために一生懸命お仕事なさったのよ。
うか
道真さんが、大宰府に左遷されたのは知っとるな?
いな
知ってるだよ。
村人
無実の罪を着せられただな。
村人
その左遷先でも、道真さん。
えめ
皇室と国家の平安、自身の潔白を神に祈ったのだとか。
らる
そんな道真さんの誠実な生き方が多くの人に共感されて。
うか
至誠の神様としても信仰されるようになったんよ。
いな
へえ。
村人
村人
私の死後、多くの災いが起こってね。
菅原道真
私は怨霊として恐れたれたのだけれど。
菅原道真
平安時代末期から鎌倉時代になると、それも収まってきたそうよ。
うか
代わりに、「正直の神・冤罪を晴らす神・芸能の神」などと信仰されるようになったんやて。
いな
皇族や武将達には、「怨敵調伏・戦勝祈願・王城鎮護」の神として信仰されて。
えめ
江戸時代になると、寺子屋などで「学問の神」として信仰されるようになります。
らる
なんだか、よく分からんけど。
村人
すごいべな、道真さん。
村人
恐ろしい神様から、頼りになる神様に変わってきた言うことやな。
いな
なあ、道真様。
村人
なんだ?
菅原道真
神社で一生懸命、お願いしても不合格なんてことあるだよな。
村人
あるな。
菅原道真
なしてだ?
村人
それはな、合格しないほうが良いことも多いからだ。
菅原道真
どういうことだべ?
村人
合格すると、その者が将来不幸になるってことさ。
菅原道真
そのようなときには、願掛けは叶えない。
菅原道真
たとえ、落ちたら泣くことが分かっていてもな。
菅原道真
そうだったべか。
村人
村人
本人がその学校、その会社に入りたいと願っていてもな。
菅原道真
本人の意志通りにしてやるのが、神として正しいのではない。
菅原道真
本人にとって最善の方向へ導くことが、神として正しいことなのさ。
菅原道真
ちなみに、頭を良くしてくれって願いはどうだべ?
村人
なに? 頭を良くしてくれ?
菅原道真
わーはっはは。
菅原道真
え、何かおかしいこと言ったべか?
村人
そのときには、学業向上を願いなさい。
菅原道真
学業向上?
村人
勉強の仕方で、知識が頭に入るか入らないかが違う。
菅原道真
例えば暗記にしても、合う方法は人によって違う。
菅原道真
その者にとって、効果的な方法ならスラスラと暗記して100点を取れる。
菅原道真
しかし、やり方を変えると頭に残らず60点になったりする。
菅原道真
学業向上を願うことで、その者に合った方法へ導くことは可能だ。
菅原道真
しかし、頭自体を良くするっていうのは。
菅原道真
ダメだべか。
村人
「自分に合った方法でやれるように導いてください」って願うだな。
村人
そうだ。
菅原道真
学問を志すみんなを応援するよ。
菅原道真
多賀社
多賀社です。
えめ
ここに祀られるのは伊邪那岐命と伊邪那美命。
らる
よく来たね。
イザナギ
イザナミ
日本の島々を生んだ神様だな。
村人
神様方も誕生させただよ。
村人
でも、始めはうまく行かなかったのよね。
イザナミ
そうだったな。
イザナギ
なしてだ?
村人
それじゃあ、その辺のお話。
うか
ちょっと見てみよか。
いな
この矛使って、島を作ってね。
タカギ
カムムスビ
まかせてよ。
イザナギ
イザナミ
ということで、天の浮橋にやってきた二人。
こおろ、こおろ。
イザナギ
イザナミ
矛を海に突っ込んで。
こおろ、こおろ。
イザナギ
イザナミ
力いっぱい、かき回します。
そろそろ、いいかな。
イザナギ
いいんじゃない?
イザナミ
矛を引き上げると。
おっ。
イザナギ
やった!
イザナミ
矛から滴る塩水が固まって。
島ができました。
「こおろ、こおろ」言ってできた島だから。
イザナギ
オノゴロ島ね。
イザナミ
さっそく、オノゴロ島へ。
さて、何から始めようか。
イザナギ
柱立てるわよ。
イザナミ
柱?
イザナギ
結婚の儀式に使うのよ。
イザナミ
そうか。
イザナギ
ということで、天の柱を立てて。
家も作んなきゃな。
イザナギ
そうね。
イザナミ
立派な宮殿を造りました。
それじゃあ、イザナミは右から行って。
イザナギ
わかったわ。
イザナミ
天の柱の前に立ったイザナギとイザナミ。
さっそく結婚の儀式。
俺は、左から回るよ。
イザナギ
柱をクルッと回って出会ったところで。
なんて素敵な殿方なの。
イザナミ
なんと素晴らしい女性なんだ。
イザナギ
・・・。
イザナギ
イザナミ
二人して、恥ずかしいセリフ。
あーなんだ。
イザナギ
そう、イザナミから声をかけたのは良くなかったかな。
イザナギ
なんで?
イザナミ
こういうことは、男から言うもんだからさ。
イザナギ
そうなの?
イザナミ
さて、儀式を終えた二人。
さっそく、一つ目の島を生みますが。
なぜ・・・。
イザナギ
イザナミ
・・・。
ヒルコ
蛭のような子が誕生してしまいました。
この子は・・・。
イザナギ
失敗だわ・・・。
イザナミ
葦で船を作り。
ごめんね。
イザナギ
イザナミ
海へと流してしまいました。
よし、やり直しだ。
イザナギ
そうね。
イザナミ
気を取り直して、再挑戦しますが。
・・・。
イザナギ
イザナミ
・・・。
アワシマ
またしても失敗です。
ちょっと、イザナギ。
なんでよ。
イザナミ
わからん。
イザナギ
・・・。
イザナミ
よし。
イザナギ
兄さん達に相談してみよう。
イザナギ
そうね。
そうしましょう。
イザナミ
ん?
生まれる子が良くない?
タカギ
それなら、
占ってみましょうか。
カムムスビ
・・・。
タカギ
・・・。
カムムスビ
あれ。
イザナミから声かけたの?
タカギ
それが良くなかったのよ。
カムムスビ
今度はイザナギから声かけてみてよ。
タカギ
がんばってね。
カムムスビ
地上に戻った二人。
それじゃあ、さっそく。
イザナギ
始めましょうか。
イザナミ
イザナミは右から回ってね。
イザナギ
OK。前と同じね。
イザナミ
天の柱をクルッと回って。
なんと素晴らしい女性なんだ。
イザナギ
なんて素敵な殿方なの。
イザナミ
・・・。
イザナギ
イザナミ
二人して、恥ずかしいセリフ。
よしっ。
イザナギ
島を作るわよ。
イザナミ
そして。
やったー!
イザナギ
イザナミ
今度こそ成功です。
初めての島、淡路島が誕生しました。
それからも、どんどん島を生んで。
えめ
日本の国土が完成します。
らる
今度は神々を誕生させたぞ。
イザナギ
岩石や砂の神に。
イザナミ
海の神様、ワタツミ。
うか
山の神様、オオヤマツミも誕生したな。
いな
他にも風の神に。
イザナギ
穀物の神。
イザナミ
・・・。
イザナギ
イザナミ
どうしただ?
村人
ここまでは良かったのに。
イザナギ
火の神カグツチを生んで、大火傷しちゃったのよ。
イザナミ
その火傷でイザナミ、黄泉国へ。
えめ
イザナギ、大泣きです。
らる
イザナミー。
イザナギ
・・・。
カグツチ
あまりにも泣くので。
父さん、うるさい!
ナキサワメ
へ?
イザナギ
その涙からナキサワメが誕生しました。
泣いてばかりいないで、母さんを埋葬しなさいよ。
ナキサワメ
お、おう。
イザナギ
イザナミは、比婆山に葬られたとか。
カグツチ。
イザナギ
ん?
カグツチ
お前も、黄泉送りだぁ!
イザナギ
えっ?
カグツチ
・・・。
うか
いな
村人
村人
なんとイザナギ。
えめ
十拳剣で、カグツチの首をはねてしまいました。
らる
カグツチ、可愛そうだべ。
村人
だな。
村人
・・・。
イザナギ
このとき流れた血から、神様方が誕生したのよね。
うか
その一人がタケミカヅチやよ。
いな
オオクニヌシの国譲りで活躍した神様だな。
村人
村人
さて、イザナギ。
えめ
イザナミに会うために黄泉国へ。
らる
ところが、そこで待っていたのは。
うか
変わり果てた姿のイザナミ様やな。
いな
あれには、驚いたよ。
イザナギ
何が驚いたよ、バカイザナギ。
イザナミ
おわっと。
イザナギ
見るなって言ったのに、見る人が悪いんでしょ!
イザナミ
・・・。
イザナギ
イザナギとイザナミの黄泉国での、やり取り。
えめ
こちらをご覧ください。
らる
さて、黄泉国から帰ってきたイザナギ。
えめ
体を清めるために禊を行います。
らる
その時にも、神が誕生したのよね。
イザナミ
おう。
イザナギ
脱いだ服から、次々と神が生まれて。
うか
水に潜ったときにも神様誕生やな。
いな
住吉三神もこの時、生まれたよ。
イザナギ
最後に、三貴子が誕生したのよね。
イザナミ
左目を洗って、アマテラス。
えめ
右目を洗うと、ツクヨミ。
らる
鼻を洗って、スサノオ。
イザナギ
イザナギ様、大喜びやな。
いな
おう。
イザナギ
だけど、スサノオがなあ。
イザナギ
どうしたべ?
村人
村人
海原の統治を任せたんだが。
イザナギ
うわあぁぁん。
スサノオ
なぜか泣いてばかり。
あまりにも激しく泣くので・・・。
山の木が枯れおった!
オオヤマツミ
海の水が干上がりおる。
ワタツミ
邪神が騒いでうるさい!
ナキサワメ
災害が起こりまくりです。
仕事そっちのけで、泣いてばかりさ。
イザナギ
・・・。
村人
村人
で、理由を聞いたら。
イザナギ
オレ、母ちゃんの国に行きたい。
スサノオ
・・・。
イザナギ
根の堅洲国に行きたい!
スサノオ
・・・。
イザナギ
根の堅洲国に行きたい!
スサノオ
それならこの国から出ていきなさい。
イザナギ
まったく、もう。
イザナギ
追い出されたスサノオ。
えめ
根の堅州国行きをアマテラスに報告するため、高天原へ。
らる
そしたら、スサノオのやつ。
イザナギ
高天原で、やりたい放題ね。
イザナミ
アマテラス、スサノオをかばっていたんだがなぁ。
イザナギ
いたずらが過ぎて、機織り娘さんがね。
うか
一人亡くなってしもうた。
いな
アマテラス、ショックで天岩屋に引きこもって。
イザナギ
高天原の神が大慌てしたのよね。
イザナミ
世界が真っ暗だ!
タカギ
カムムスビ
オモイカネ
ウズメ
作戦会議!
オモイカネ
ウズメは派手に踊ってくれ。
オモイカネ
了解。
ウズメ
イシコリドメは・・・。
オモイカネ
なんとか、アマテラスを天岩屋戸から誘い出します。
えめ
しかし、スサノオ。
らる
追放!
タカギ
カムムスビ
オモイカネ
ウズメ
・・・。
スサノオ
あちゃあ。
いな
しかし、それがヤマタノオロチ退治に繋がります。
えめ
結果オーライ。
らる
社務所に寄ってみましょう
社務所にも寄ってみましょう。
えめ
社務所は、一の鳥居の向かって右側にあります。
らる
お守りほしいだな。
村人
お神札も買うだよ。
村人
ご祈祷お願いしようかしら。
うか
そんなときには、社務所に行こうな。
いな
のんびりしましょう
参拝が終わったので。
えめ
帰るべか。
村人
村人
ではなくて。
らる
しばらく境内でのんびり過ごそうや、兄さん方。
いな
あわてて帰るのはもったいないわ。
うか
ん、それもそうだべな。
村人
村人
お、階段があるべ。
村人
登ってみるだか。
村人
このような階段を上がると。
えめ
見晴らしのいい休憩所があります。
らる
休憩所からは亀崎の海岸が見下ろせるよ。
神武天皇
毎年5月の始めに、2日間行われる「潮干祭」。
えめ
その潮干祭では、この海岸線に5台の山車が勢揃いします。
らる
もちろん、神前神社の前にもやって来るよ。
神武天皇
大勢の人で賑わうでー。
いな
休憩所の下には、ちょっとした広場。
えめ
広場の片隅に、神宮遥拝所がありました。
らる
ようはいじょ?
村人
遥拝所とは、遠く離れた所から神様を拝むための場所よ。
うか
この柱のずっと向こうに、伊勢神宮があるでな。
いな
この柱に向かって参拝するだな。
村人
そうよ。
アマテラス
トヨウケヒメ
こんな感じで、参拝の後のんびり過ごすと。
えめ
何か面白いものが見つかるかもしれません。
らる
なあ、神様。
村人
なんだ?
神武天皇
神様に愛される人ってどんな人だべ?
村人
はは。
神武天皇
その質問は、神に愛される人と、愛されない人がいるみたいな言い方だな。
神武天皇
?
村人
村人
神はえこひいきはしないからな。
平将門
愛を与える人、与えない人に分けないぞ。
菅原道真
みんなに、恩恵を与えるだか。
村人
村人
もちろん、悪いことをしない事が前提よ。
トヨウケヒメ
神からの恩恵を受け取る能力は人によって違う。
オオヤマツミ
受け取れる人は、歓迎の印や恩恵などを感じることができるのさ。
オオヤマツミ
だから「嬉しい」「楽しい」「ありがたい」という気持ちになれる。
オオクニヌシ
受け取る力が弱い人は、良くない出来事と結びつけて。
イザナギ
「自分は好かれていない」とか「歓迎されていない」とか考えてしまうのよ。
イザナミ
神の方は、同じように愛情を与えているのにね。
神武天皇
だから大切なのは、自分で壁を作らないということさ。
菅原道真
壁を作らない?
村人
村人
自分には霊感がないから分からない、とは考えない。
平将門
意地悪をしない、悪い事を考えない、っといった所かの。
海亀大明神
それらは、周りに真っ黒な煙幕を作ってしまうのさ。
オオクニヌシ
だから、神からの光が届かなくなる。
菅原道真
煙幕を作らないように気をつけなさい。
イザナギ
そうすれば、神からの愛情を実感できるようになるわ。
イザナミ
わかっただ。
村人
村人
おっチョウチョが飛んでるべ。
村人
ひらひら飛んでて、かわいいだな。
村人
蝶も神からの歓迎のサインの一つよ。
トヨウケヒメ
えっそうなんだか?
村人
村人
もちろん、蝶だけじゃないぞ。
神武天皇
鳩を意味ありげに歩かせてみたり。
オオクニヌシ
手を合わせているとき風を吹かせてみたり。
平将門
空を見上げると、虹がかかっていたとか。
菅原道真
暖かい日差しとかじゃの。
海亀大明神
それらは、歓迎の印だ。
神武天皇
そうなんだな。
村人
村人
だから、参拝のときには境内をよーく観察してみてね。
トヨウケヒメ
あちこちに歓迎のサインが落ちているはずじゃからの。
オオヤマツミ
2019年に境内が新しくなった神前神社。
えめ
より一層、気持ちよく参拝できるようになりました。
らる
おら、この神社好きになっただよ。
村人
おらもだ。
村人
愛知県半田市亀崎にお越しの際は。
うか
神前神社に参拝してなー。
いな
以上。
えめ
神前神社でした。
らる
クイズとおみくじ
ここでちょこっとクイズに挑戦です。
えめ
3問答えて、おみくじを引いてみましょう!
らる
クイズに挑戦!
What is A ?
- answer1
- answer2
- answer3
Next ▶
得点
おみくじ
再挑戦?
- はい
- いいえ
お疲れ様でした
次は「神社あれこれ」です
次は「神社あれこれ」です
神前神社あれこれ
神武の東征
ある日、高千穂宮にて。
イワレビコと兄のイツセの二人。
何やら真剣な顔で話し合いをしています。
ということで、日向から宇佐へ。
岡田宮に移動して。
安芸国の多祁理宮で7年。
吉備の高島宮で8年滞在します。
そこからさらに東へ。
流れの早い明石海峡あたりにて。
亀に乗った釣り人さん。
こちらに向かって手を振っています。
ということで。
さっそくお爺さんを舟に引き入れます。
新たに加わったサオネツヒコの道案内。
イワレビコ一行、さらに東へと進みます。
さて。
大阪湾にて、船を泊めていたときのこと。
攻撃を仕掛けてきた一団がありました。
ナガスネヒコ率いる兵士の皆さんです。
この戦いで、イツセ負傷。
敵の放った矢を腕に受けてかなりの深手。
ということで。
半島をクルッと回って、大和に向かうことに。
さてイツセ。
残念なことに、どんどん体が弱ってきます。
イツセ、黄泉国へと旅立ってしまいました。
イツセを葬ったイワレビコ。
船を進めて、いよいよ上陸です。
てくてく歩いて熊野村までやって来たとき。
突如、茂みから現れた大きな熊さん。
襲ってくるかと思いきや。
そのまま、引っ込んでしまいました。
みんなで不思議がっていると。
兵士が一人、また一人と。
気を失っていきます。
どうやら森の熊さん。
毒気のようなものを吐いていったようです。
必死の抵抗も虚しく。
みんな仲良く気を失ってしまいました。
それからしばらくして。
一人の男が、藪をかき分け姿を表しました。
転がる兵士たちを見てびっくりです。
キョロキョロと周りを見回すと。
ひときわ立派な鎧のイワレビコを発見。
剣を渡そうにも渡せません。
そうすることにしました。
すると。
足元の剣を拾うと。
と、そのとき。
森の中から何かが倒れる大きな音。
様子を見に行くと。
先程の森の熊さんがぶっ倒れています。
同時にアチラコチラで。
兵士の皆さんが目を覚まし始めました。
頭上からの甲高い声に驚く二人。
見上げると、岩の上に三本脚のカラスさん。
八咫烏による道案内が始まりました。
さてイワレビコ一行。
山をかき分け、道なき道を進んで。
宇陀に到着です。
宇陀には、エウカシとオトウカシ兄弟。
その二人が治めていました。
さて、エウカシとオトウカシ。
屋敷の縁側でお茶を飲みながら、
帰っていく八咫烏を見ながら。
オトウカシ、真っ青です。
エウカシ、さっそく兵士を集めます。
しかし。
兵士の数が足りません。
エウカシ。
イワレビコのもとに使者を送りました。
八咫烏、プンスカ怒りながら答えます。
そこへ、オトウカシがやって来ました。
オオクメとミチノオミが名乗り出ました。
そういう事になりました。
さて、エウカシ。
オオクメとミチノオミを出迎えます。
新築の屋敷へと、ご案内。
屋敷の罠は、すでに準備が整った状態。
足を踏み入れた瞬間、発動してしまいます。
だから最初の一人にのみ有効な罠です。
スラリと剣を抜くオオクメ。
弓に矢をつがえて構えるミチノオミ。
屋敷に飛び込むエウカシ。
自分で仕掛けた罠にかかったエウカシ。
黄泉国へと旅立ってしまいました。
事の顛末を聞いたイワレビコ。
正直、手放しに喜べませんでした。
さて、宇陀を出発したイワレビコ一行。
忍坂に差し掛かったとき。
うんざり顔のイワレビコ。
さっそく土雲一族へと使者を派遣しますが。
どうやら戦いは避けられないようです。
イワレビコ、覚悟を決めました。
そういう事になりました。
さて、土雲の皆さん。
最初は警戒心むき出しで対応しますが。
用意された料理の美味しそうな匂いと。
料理の美味しさに少しずつ心がゆるんで。
大騒ぎの宴となってしまいました。
土雲の皆さん大喜び。
攻撃の合図です。
もてなしていた兵士の皆さん。
隠し持っていた剣をスラリと抜くと。
土雲の皆さんの首をはねてしまいました。
土雲一族、揃って黄泉国への旅立ちです。
忍坂の土雲の件からしばらくして。
ついにナガスネヒコとの決戦です。
気合を入れて戦いに挑みますが。
ナガスネヒコ軍、強敵でした。
一方、高天原にて。
天浮橋から地上を覗き込んでみると。
地上には疲れ果てた様子のイワレビコ。
と兵士の皆さん。
そうすることにしました。
さて、イワレビコ。
これまで晴れ渡っていた空に灰色の雲。
そこへやって来た八咫烏。
言われた通りに、弓を持って待っていると。
空から雹が振ってきました。
そうこうしているうちに。
空の一角が金色に輝きました。
雲の間から一羽の金色のトビ。
しばらく円を描くように飛んでいたトビ。
イワレビコの弓の上に舞い降りました。
イワレビコ率いる兵士の皆さんの頭に響く声。
不思議な出来事に、みんなびっくり。
その声に。
慌てて兵士のみなさんが目を閉じた瞬間。
ナガスネヒコ側の兵士の皆さん。
光に目をやられて大混乱。
ナガスネヒコ軍の敗北です。
さて、ナガスネヒコ。
ナガスネヒコの主はニギハヤヒ。
散々悩んだナガスネヒコ。
イワレビコのもとへ使者を送りました。
手紙を目にしたイワレビコ。
ナガスネヒコへの怒りが少し薄れました。
ナガスネヒコ。
ニギハヤヒの天羽々矢と矢入れを送ります。
ただちにニギハヤヒのもとへ。
ナガスネヒコ、黄泉国へ。
さて。
ナガスネヒコを見送ったニギハヤヒ。
兵士を率いて、イワレビコのもとへ。
イワレビコに帰順したのでした。
絶句するイワレビコ。
そんなこんなで、イワレビコ。
畝火の白檮原宮にて初代天皇として即位。
天下を治めることになったのでした。
兄さん、どこなら天下をうまく治められるかな。
イワレビコ
東だな。
イツセ
よし! さっそく出発だ。
イワレビコ
お疲れでしょう。
ウサツヒコ
ゆっくりしていってくださいな。
ウサツヒメ
おーい。
お爺さん
お爺さん、どうしました?
イワレビコ
待ってもらって済まないの。
お爺さん
わしは、国津神じゃ。
お爺さん
おお。
イツセ
そなたらを道案内するために来たのじゃよ。
お爺さん
それは助かります。
イツセ
イワレビコ
お爺さん、名前は?
イワレビコ
そなたらがつけてくれ。
お爺さん
それじゃあ、棹を使ってお爺さんを引き入れたから
イツセ
サオネツヒコでどうです。
イワレビコ
オッケーじゃ。
サオネツヒコ
お前ら、ここに何しにやって来た!
ナガスネヒコ
ん?
イツセ
イワレビコ
ものども、かかれー!
ナガスネヒコ
おおー!
兵士
兵士
おわっ!
イツセ
イワレビコ
いてて・・・。
イツセ
兄さん。
イワレビコ
イワレビコ。
イツセ
なに?
イワレビコ
俺らは、太陽に向かって戦いを挑んでしまった。
イツセ
それが、この戦の敗因だ。
イツセ
それじゃあ。
イワレビコ
ああ。
太陽を背に負って戦うぞ。
イツセ
・・・なあ、イワレビコ。
イツセ
なに?
イワレビコ
多分、オレは助からん。
イツセ
・・・。
イワレビコ
後は任せたぞ。
イツセ
ここは・・・?
イツセ
黄泉国へようこそ!
黄泉国の神
ようこそ。
黄泉醜女
黄泉醜女
わっ!
イツセ
あなたには黄泉の軍の兵站を任せようかしら。
イザナミ
は?
イツセ
おわっ!
イワレビコ
兵士
兵士
・・・。
イワレビコ
兵士
兵士
何だったんだ? 今の。
イワレビコ
なんか眠くなって・・・。
兵士
オラもだ・・・。
兵士
しまった!
今の熊のしわざか。
イワレビコ
zzz・・・。
イワレビコ
兵士
兵士
ふう。
おとこ
うわ。
みんな寝ちゃってる。
おとこ
多分あの人だな。
おとこ
くかー。
イワレビコ
この剣を渡すように言われたんだけど・・・。
おとこ
んごー。
イワレビコ
・・・。
おとこ
どうしよ・・・。
おとこ
・・・。
おとこ
とりあえず胸元に置いてみるか。
おとこ
ふわあああ。
よく寝たー。
イワレビコ
ん?
イワレビコ
・・・。
おとこ
どちら様?
イワレビコ
っと、失礼しました。
おとこ
タカクラジと申します。
タカクラジ
宝くじ?
イワレビコ
いえ・・・。
タカクラジでございます。
タカクラジ
失礼。
イワレビコ
ところで。
イワレビコ
これは、タカクラジさんが?
イワレビコ
はい。
タカクラジ
貴方様に献上した剣でございます。
タカクラジ
おわっ!
イワレビコ
タカクラジ
なんだ?
イワレビコ
おいおい、どうしたんだ?
この熊さん。
イワレビコ
おそらく・・・。
その剣の力だと思われます。
タカクラジ
え? これ?
イワレビコ
あれ?
オラ寝てただか?
兵士
んが?
兵士
タカクラジさん。
イワレビコ
は。
タカクラジ
この剣、どうやって手に入れたの?
イワレビコ
実は・・・。
タカクラジ
先日のことでございますが。
タカクラジ
私の夢の中にアマテラス様とタカミムスビ様が出てこられました。
タカクラジ
おお。それで?
イワレビコ
お二人で何やら話し合っていたのでございますが。
タカクラジ
タケミカヅチ様をお呼びになりました。
タカクラジ
なあ、タケミカヅチ。
アマテラス
なんでしょう?
タケミカヅチ
なんだか最近、地上の世界がひどく騒がしい。
アマテラス
いつものことでございましょう。
タケミカヅチ
確かにそうだがな。
アマテラス
・・・。
タケミカヅチ
でな、私の子孫らがえらく難儀しておる。
アマテラス
そもそも地上の世界はお前が平定した国だな?
アマテラス
はい。
タケミカヅチ
お前が行ってなんとかしてこい。
アマテラス
・・・。
タケミカヅチ
わざわざ私が降りなくても。
タケミカヅチ
ん?
アマテラス
地上を平定した時の剣を降ろせば事足りるでしょう。
タケミカヅチ
ああ、あの剣か。
アマテラス
で、どうやってあの剣を届けるのだ?
アマテラス
地上にタカクラジというものが居ります。
タケミカヅチ
宝くじ?
アマテラス
タカクラジでございます。
タケミカヅチ
わかっとる。
言ってみたかっただけじゃ。
アマテラス
・・・。
タケミカヅチ
はよ、続きを申せ。
アマテラス
その者の屋敷には、蔵がございます。
タケミカヅチ
うむ。
アマテラス
その蔵の屋根に穴を開けてそこから降ろせばいいでしょう。
タケミカヅチ
それで?
アマテラス
タカクラジの夢の中で、
天つ神の子孫に剣を届けるように伝えます。
タケミカヅチ
なるほど。
アマテラス
ということだ。
タカクラジ頼んだぞ。
タケミカヅチ
で、目覚めて蔵の中を確認すると。
タカクラジ
その剣がありましたので、
こうやってお持ちしたのでございます。
タカクラジ
なるほど。
そうだったのか。
イワレビコ
ご苦労だったな。
タカクラジ。
イワレビコ
いえいえ。
タカクラジ
実は・・・。
タカクラジ
ん?
イワレビコ
この夢、まだ続きがございまして。
タカクラジ
天つ神の子孫よ。
アマテラス
この先に行ってはならんぞ。
タケミカヅチ
荒ぶる神々が、そなたに害をなそうと待ち構えておる。
アマテラス
そのとおり。
タケミカヅチ
八咫烏を地上に送るから、
その後に付いて行きなさい。
アマテラス
・・だそうでございます。
タカクラジ
八咫烏・・・。
イワレビコ
うわっ!
イワレビコ
タカクラジ
オレについてきな!
ヤタガラス
なあ、八咫烏。
イワレビコ
なんだ。
ヤタガラス
エウカシとオトウカシのところに行ってきてよ。
イワレビコ
なんで?
ヤタガラス
オレに従う気があるかどうかを聞いてきてほしいんだ。
イワレビコ
わかった。行ってくる。
ヤタガラス
兄上。
オトウカシ
ん?
エウカシ
この地に、天津神の子孫が来ているそうですよ。
オトウカシ
ああ、聞いているよ。
エウカシ
この機会に、その天津神の子孫に仕えましょう。
オトウカシ
はあ?
なに言ってんだお前。
エウカシ
仕えるわけないだろ。
エウカシ
えっ?
オトウカシ
俺らの領地に、なんの断りもなく入り込みやがって。
エウカシ
なんだ?
エウカシ
カラスですね。
オトウカシ
・・・。
ヤタガラス
エウカシとオトウカシ兄弟だな?
ヤタガラス
おわっ しゃべった!
エウカシ
オトウカシ
オレは、八咫烏。
ヤタガラス
天津神の子孫であるイワレビコの道案内をしている。
ヤタガラス
今日は、そのイワレビコの使者としてここに参った。
ヤタガラス
お前達、天津神の子孫に仕える気はあるか?
ヤタガラス
はあ?
エウカシ
・・・。
ヤタガラス
誰が、そんな奴に。
エウカシ
仕えるかよ!
エウカシ
うわっ!
ヤタガラス
イワレビコに伝えろ。
エウカシ
誰がお前に仕えるかってな!
エウカシ
にっ兄さん!
オトウカシ
どうするのさ。
あんな事しちゃって。
オトウカシ
ん?
エウカシ
きっと天津神の子孫、怒って攻めてくるよ。
オトウカシ
なら、迎え撃つだけさ。
エウカシ
・・・。
オトウカシ
突然やって来て仕えろだ?
エウカシ
そんなやつにオレは仕える気など無い。
エウカシ
兄さん・・・。
オトウカシ
戦の準備だ。
兵を集めるぞ。
エウカシ
今からでも間に合うよ。
オトウカシ
謝ってイワレビコ殿に仕えよう。
オトウカシ
オトウカシ。
エウカシ
何度も言うが、
オレは従う気はない。
エウカシ
たとえ相手が天つ神の子孫であろうとな。
エウカシ
・・・。
オトウカシ
困ったな・・・。
これだけでは足りないぞ。
エウカシ
仕方ない。
エウカシ
卑怯な手になるが、あれを使うか。
エウカシ
・・・。
イワレビコ
なあ、これどう思う?
イワレビコ
嘘に決まってるさ。
ヤタガラス
俺に矢なんか放ちやがって。
ヤタガラス
まあまあ。
イワレビコ
皆の者は、どう思う?
イワレビコ
罠だと思うぜ、大将。
オオクメ
罠ですよ、きっと。
ミチノオミ
やっぱそうだよなぁ。
イワレビコ
イワレビコ様に、お伝えしたいことが。
オトウカシ
なんでしょう。
イワレビコ
兄は、貴方様に罠を仕掛ける気です。
オトウカシ
へぇ。 どんな?
イワレビコ
お仕えすると言って、屋敷におびき寄せ。
オトウカシ
機械じかけの罠で、あなたを黄泉国送りにするつもりなのです。
オトウカシ
やっぱり。
イワレビコ
ヤタガラス
オオクメ
ミチノオミ
・・・。
オトウカシ
困ったな。どうしよう。
イワレビコ
大将、俺達に任せろや!
オオクメ
ミチノオミ
俺たちが、先にエウカシの屋敷に乗り込んで。
オオクメ
逆にアイツを罠にはめてやるさ。
ミチノオミ
それじゃあ、二人にお願いするかな。
イワレビコ
任せとけ!
オオクメ
ミチノオミ
ようこそ。
お待ちしておりました。
エウカシ
今日は俺達が、大将に先立って様子を見に来た。
オオクメ
そうでございましたか。
エウカシ
大将を歓迎する屋敷とやらを見せてくれ。
ミチノオミ
こちらでございます。
エウカシ
どうでしょう。
エウカシ
私が言うのもなんですが、なかなかのものでしょう。
エウカシ
おお!
いいじゃねえか。
オオクメ
本当だな。
ミチノオミ
だが。
オオクメ
ミチノオミ
?
エウカシ
中は、どうなっているんだろうな。
オオクメ
え?
エウカシ
うちの大将、あれで内装にもうるさいんだ。
ミチノオミ
大将が気に入るかどうか、俺達が確認しよう。
オオクメ
案内してくれ。
オオクメ
ミチノオミ
そ、それは・・・。
エウカシ
やば・・・。
エウカシ
入ったらペッシャンコだぜ。
エウカシ
その一人目をイワレビコにするつもりだったのに・・・。
エウカシ
何だ。
不都合でもあるのか?
オオクメ
早く案内しろ!
ミチノオミ
・・・くそっ。
エウカシ
黄泉国へようこそ!
黄泉の神
ようこそ!
黄泉醜女
黄泉醜女
わっ!
エウカシ
あなたは手先が器用そうね。
イザナミ
黄泉の軍の工作兵になってもらおうかしら。
イザナミ
へ?
エウカシ
そうか・・・。
イワレビコ
あと味悪いよなぁ。
イワレビコ
大将が気にする必要ないぜ。
オオクメ
そうですよ。
案外エウカシの奴。
ミチノオミ
黄泉国で楽しくやってるかもしれないし。
オオクメ
ミチノオミ
だと、いいけど。
イワレビコ
きっとイザナミ様に、こき使われているんだろうなぁ。
イワレビコ
オオクメにミチノオミ。
イワレビコ
おう!
オオクメ
ミチノオミ
オトウカシが用意したご馳走はみんなで分けて。
イワレビコ
大将はどうするのさ。
オオクメ
オレはいい。
イワレビコ
・・・。
ミチノオミ
大将、早く元気だせよ?
オオクメ
わかってる。
イワレビコ
おい、イワレビコ。
ヤタガラス
なに?
イワレビコ
この先に、でかい洞窟があってな。
ヤタガラス
洞窟?
イワレビコ
そこに土雲と呼ばれる一族が住んでいる。
ヤタガラス
土雲・・・。
イワレビコ
かなり獰猛な奴らだ。
ヤタガラス
おとなしくイワレビコに仕えるとは思えないな。
ヤタガラス
ということは。
イワレビコ
ああ。
戦いになるだろうな。
ヤタガラス
またか・・・。
イワレビコ
できるだけ血は流したくないんだけどなぁ。
イワレビコ
大将。
オオクメ
ん?
イワレビコ
ここでうだうだ考えていてもしょうがないぜ。
オオクメ
その土雲って奴らに仕える気があるかどうかを聞いてみましょうよ。
ミチノオミ
ああ、それもそうだな。
イワレビコ
仕える気はないそうです。
イヒカ
やはりな。
イワレビコ
よし!
イワレビコ
土雲の皆さんには、ご馳走を楽しんでもらう。
イワレビコ
もてなすのかよ。
オオクメ
もちろん、もてなすだけじゃないよ?
イワレビコ
土雲の皆さん一人につき。
イワレビコ
うちの兵士を一人つけて給仕してもらう。
イワレビコ
ほう。
オシワク
いい感じに、土雲一族が油断したところで。
イワレビコ
したところで?
ミチノオミ
俺が合図の歌を歌うから。
イワレビコ
合図の歌?
オオクメ
ミチノオミ
イヒカ
オシワク
うん。
イワレビコ
そしたら、みんなで一斉に。
イワレビコ
土雲一族の首をはねてくれ。
イワレビコ
なんだ? お前ら。
ツチグモ
ツチグモ
ご馳走を用意したので楽しんでください。
イワレビコ
おお!うまいぞ。
これ!
ツチグモ
ツチグモ
わはははは!
もっと持ってこいやー。
ツチグモ
おーい!酒だ。
酒をよこせー。
ツチグモ
あー、土雲の皆さん。
イワレビコ
これから皆さんに歌を披露したいと思います。
イワレビコ
どうかお楽しみください。
イワレビコ
いいぞ、いいぞー。
ツチグモ
ひゅーひゅー。
ツチグモ
それでは。
イワレビコ
忍坂の大きな洞窟に、人が沢山おったとさ。
イワレビコ
人が沢山おったとしても。
イワレビコ
力にあふれる久米の子が、刀を持って撃たずはなし。
イワレビコ
力にあふれる久米の子らよ。
イワレビコ
今がその時、撃つが良い!
イワレビコ
はあっ!
オオクメ
ミチノオミ
イヒカ
オシワク
ふー、終わったな。
イワレビコ
まあ、奴らあまり苦しまなかったはずだぜ。
ヤタガラス
そうだといいな。
イワレビコ
まだまだ戦いは続くぜ大将。
オオクメ
ああわかってる。
イワレビコ
これからも頼むよ。
みんな。
イワレビコ
おうよ。
オオクメ
ミチノオミ
イヒカ
オシワク
ようやく兄さんの敵を撃てるよ。
イワレビコ
もの共、かかれー!
ナガスネヒコ
おおー!
兵士
兵士
大将、ここは一旦引きましょうぜ。
オオクメ
兵士の皆も疲れ切っております。
ミチノオミ
くそっ
イワレビコ
落ち着けや、大将。
オオクメ
頭を冷やして、作戦を練り直しましょう。
ミチノオミ
・・・。
イワレビコ
おい、イワレビコ!
ヤタガラス
お前のもともとの目的は何だ。
ヤタガラス
・・・。
イワレビコ
ナガスネヒコを黄泉送りにするために、旅に出たのかよ。
ヤタガラス
違うだろ!
ヤタガラス
!
イワレビコ
この国を平和に治めるために始めた旅だろうが。
ヤタガラス
忘れるな。
ヤタガラス
・・・そうだな。
イワレビコ
すまない。
イワレビコ
わかりゃあ、いいんだよ。
ヤタガラス
大将、俺達がついてますぜ。
オオクメ
そうですよ。
ミチノオミ
わかった。ありがとう。
イワレビコ
うおーい、アマテラス。
タカギ
なによ。
アマテラス
地上の世界で、お前の子孫がえらく苦労しとるぞ。
タカギ
?
アマテラス
イワレビコだよ。
タカギ
あ・・・忘れてた。
アマテラス
おいおい、しっかりしなよ。
タカギ
わ、わかってるわよ。
アマテラス
あー! ぼろぼろじゃない!
アマテラス
手助けしてやりなよ。
タカギ
もちろんよ。
アマテラス
・・・。
アマテラス
よしっ。
アマテラス
トビを助っ人に送るわ。
アマテラス
あれ?
イワレビコ
大将、何でしょうね。
オオクメ
なんだろう、わからん。
イワレビコ
あれは、天からの手助けの予兆だ。
ヤタガラス
えっ そうなの?
イワレビコ
イワレビコは、弓を手に持って待ってろ。
ヤタガラス
なんで?
イワレビコ
持ってりゃわかる。
早くしろ。
ヤタガラス
お、おう。
イワレビコ
いたたたた。
イワレビコ
ちょっと、八咫烏!
なんで雹が降るのさ。
イワレビコ
しっ知らんよ!
ヤタガラス
おお!
イワレビコ
ヤタガラス
オオクメ
ミチノオミ
よいしょ。
金トビ
みなさーん。
金トビ
これから私、光を放つので。
金トビ
しっかり目を閉じててくださいねー。
金トビ
なんだ。なんだ。
イワレビコ
ヤタガラス
オオクメ
ミチノオミ
それじゃあ、いきますよー!
金トビ
・・・。
イワレビコ
ヤタガラス
オオクメ
ミチノオミ
うわぁ!
ナガスネヒコ
まぶしー!
兵士
兵士
くそっ。
ナガスネヒコ
なぜ、イワレビコに天からの手助けが!
ナガスネヒコ
なぜ、わが主でないのだ。
ナガスネヒコ
どうも。
ニギハヤヒ
その昔、高天原から天磐船に乗ってやって来たよ。
ニギハヤヒ
ニギハヤヒ様こそが、この地上を治める方のはずなのに。
ナガスネヒコ
なぜ、イワレビコを助けるのだ。
ナガスネヒコ
・・・。
ナガスネヒコ
なるほど。
イワレビコ
そんな事情があったのか。
イワレビコ
あれのことだな。
ナガスネヒコ
ああ、
確かにこれ本物だよ。
イワレビコ
俺も同じの持っているんだよなぁ。
イワレビコ
なんてこった・・・。
ナガスネヒコ
どう見ても本物だ。
ナガスネヒコ
・・・。
ナガスネヒコ
ニギハヤヒ様と相談だ。
ナガスネヒコ
どういうことでございましょう。
ナガスネヒコ
・・・。
ニギハヤヒ
私は確かに昔、高天原よりやって来た。
ニギハヤヒ
はい。
ナガスネヒコ
しかしな、私はアマテラス様の子孫ではない。
ニギハヤヒ
えっ。
ナガスネヒコ
それでは・・・。
ナガスネヒコ
この地上を治めるべきは私ではなく。
ニギハヤヒ
アマテラス様の子孫であるイワレビコ様さ。
ニギハヤヒ
・・・。
ナガスネヒコ
ナガスネヒコ。
それを早くお前に伝えるべきであった。
ニギハヤヒ
すまなかった。
ニギハヤヒ
・・・。
ナガスネヒコ
ニギハヤヒ様。
ナガスネヒコ
なんだ?
ニギハヤヒ
私は、これまで多くの兵士と共に戦ってきました。
ナガスネヒコ
そこで多くの命が失われております。
ナガスネヒコ
・・・。
ニギハヤヒ
私は・・・。
ナガスネヒコ
兵士の長として責任を取らなければなりません。
ナガスネヒコ
ナガスネヒコ、お前・・・。
ニギハヤヒ
はい。
ナガスネヒコ
そうか・・・。
ニギハヤヒ
・・・。
ナガスネヒコ
本当なら、別れは水を酌み交わすものだがな。
ニギハヤヒ
?
ナガスネヒコ
とっておきの酒があるから、最後に飲んでいけ。
ニギハヤヒ
・・・。
ナガスネヒコ
ウェルカム・トゥ・ザ
黄泉国!
ツチグモ
ツチグモ
はあ?
ナガスネヒコ
わっ!
ナガスネヒコ
よく来たわね。
黄泉の神
歓迎!
黄泉醜女
黄泉醜女
・・・。
ナガスネヒコ
さっそくだけど。
イザナミ
あなたには黄泉の軍、
第一部隊の隊長を任せるわ。
イザナミ
・・・了解。
ナガスネヒコ
わしも行かなければな。
ニギハヤヒ
イワレビコ様にお仕えします。
ニギハヤヒ
イワレビコ様。
ニギハヤヒ
なに? ニギハヤヒ。
イワレビコ
ナガスネヒコの過ちは、すべて私の責任でございます。
ニギハヤヒ
・・・。
イワレビコ
どうかナガスネヒコを許してやってください。
ニギハヤヒ
うん、わかっている。
イワレビコ
ナガスネヒコは、ニギハヤヒのために戦ったんだよね。
イワレビコ
そう言えばナガスネヒコは?
姿が見えないね。
イワレビコ
ナガスネヒコは・・・
ニギハヤヒ
黄泉国へ旅立ちました。
ニギハヤヒ
え・・・。
イワレビコ
なんてこった・・・。
イワレビコ
おいおい、大将。
オオクメ
俺達がいるから大丈夫だぜ。
オオクメ
そうですよ。
元気だしてください。
ミチノオミ
お・・・。
イワレビコ
俺のことも忘れるなよ。
ヤタガラス
俺達がついているぜ!
オオクメ
ミチノオミ
ヤタガラス
ヤタガラス
そうだったな。
イワレビコ
これからもよろしくね。
みんな。
イワレビコ
参考資料
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えめ
ありがとうございます。
らる
鳥居
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神様、福運を招くコツはありますか?(本人にとって最善の方向へ導いている) (桜井識子)
多賀社
古事記 (池澤夏樹)
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のんびりしましょう
亀崎潮干祭
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自分で壁を作らない
桜井識子オフィシャルブログ〜さくら識日記〜(神様・仏様に歓迎される人とは)
「山の神様」からこっそりうかがった「幸運」を呼び込むツボ(自分で壁を作らない 石鎚山)
神武の東征
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